日本人が知らなかった、中国人の前で言ってはいけない3つのこと
「中国人はひとりでお酒を飲まないの?」
最近の日本では、「おひとりさま」需要に特化したお店が増えてきました。ひとりカラオケ(ヒトカラ)やひとり焼肉、ひとりしゃぶしゃぶなど、いままでは複数名で訪れることが多かった場所でも、ひとりで気軽に入れるお店が多くなってきたように感じます。
また、街を歩いていると昨今のコロナ禍の影響もあり、居酒屋のカウンター席では両サイドにパーテーションが設置され、おひとりさまでも他人の目を気にすることなく、お酒を楽しめる場所を見かけることがありました。
もともと「仕事帰りに一杯」といった感じで「ひとり飲み」需要の高かった日本。しかし中国ではひとりで飲むことがあまりよくないこととされているのだとか。
「中国では、ひとりでお酒を飲むことはほとんどないと思います。誰かと一緒にお酒を飲むことが多いので、日本でひとりでお酒を飲んでいる人を見て、カルチャーショックを受けたことがあります」(中国出身)
「お酒を飲むっていうのは、誰かとの仲を深めるという意味合いがあるので、誰かを誘って一緒に行くことが当たり前です。あるとき日本人の同僚に『ひとり飲みしないの!?』といわれたときは驚きました。飲まないです!(笑)」(中国出身)
「ちなみに中国では、飲み会とかで手酌をしていると『この場がつまらない』って意味になります。ひとりでグラスを取ってお酒を注いでいるのはマナー違反なんですよ」(中国出身)
このように中国ではお酒をひとりで飲むことは基本的にないのだそう。現地のレストランは基本的に大人数向け。お酒ではなく料理がメインで、ひとり用の席が設けられていることはとても珍しいのだとか。
ただ、最近では若者を中心にひとりでサクッと飲みに行く人が増えている様子。そして現地の日本レストランでもふらっとひとりで立ち寄りやすくなっているみたいです。
このように距離の近い中国でも日本とは文化に大きな違いがあることがわかります。日本人からすると、知らず知らずのうちに発言してしまいそうな言葉でも、相手にとっては「マナー違反」になることも珍しくありません。
今回、ご紹介した「いってはいけないセリフ」はあくまでも一例でありますが、お互いの文化を尊重して、相手への配慮を忘れない発言を心がけたいですね。
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