日本人が知らなかった、中国人の前で言ってはいけない3つのこと

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2022/07/30

「麺は音を立てて食べた方が美味しいよ!」

image by:jum ruji/Shutterstock.com

続いては食事シーンについて。中国では地域によってさまざまな料理が存在します。四川料理に広東料理、北京料理など、それぞれに味付けや調理方法、具材に特徴があるので、飽きないといっても過言ではありません。

そんな中華料理に欠かせないのが、お馴染みの「麺料理」。最近では日本国内でも「ガチ中華」の流行の影響か、ビャンビャン麺刀削麺などを看板に掲げるお店も増えてきました。

実は中国にはほにも多種多様な麺料理があり、その数はあげだしたらキリがないほど。日本でもラーメンやそば、うどんなど麺料理が浸透しています。しかし、日本と中国で大きく違うのは麺の食べ方

image by:KiraKiraAng/Shutterstock.com

「いまでも覚えてるのは、初めて日本の立ち食い蕎麦のお店に入ったとき、みんな麺をズルって音を立てて食べていたことには驚きました。中国では、麺をすする音はマナーが悪いと思われるんだよね」(中国出身)

「ズルズルと音を立てて食べるのは国によってはマナー違反かもしれないけど、日本ならではの食べ方なので、いまでは気になりません。周りの中国人の間でも『こういう食べ方なんだ』という認識が広まっていると思いますね」(中国出身)

「いまなら言っている意味がわかるけど、来日した当初は『そばもうどんもずるずる音を立てて食べないと美味しくないよ!』といわれるのがストレスでした。中国ではマナーとしてNGとされていたので、ここでは音を出すのが当たり前だとしても、ちょっと戸惑ってしまいます」(中国出身)

「麺を食べるときは音を出さないように教わったけど、それはそれ、これはこれって感じです。だってそれも日本の食文化のひとつですからね。ただ、中国ではあまり音は出さないほうがいいかも…(笑)」(中国出身)

image by:Chris Redan/Shutterstock.com

筆者もごく普通のように、お蕎麦屋さんでズルズルと音を立てて食べていました。ラーメンも同じく、音を立ててしまっているのですが、文化が違うからこそ不快な音に感じる人も少なくありません。

いっとき「ヌードルハラスメント」通称ヌーハラという言葉もよく耳にしていましたが、国によっては日本人独特の食文化として理解してくれているみたいです。


ただ、だからといってわざわざ違う文化のかたに「音を立てて食べないの!?」とか「ズルズルすすったほうが美味しいよ!」というアドバイスは、少しばかり控えた方がいいのかもしれませんね。相手への配慮を忘れず、自分好みの食べ方で食事を楽しみたいものです。

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