えっ、ここ東京?シンガポールで続々増える日本ブランドたち
日本の「庶民フード」がシンガポールでも増えて人気
世界的にブームの「日本食」は、シンガポールはさらに先を行く感があります。
外国人が好きな日本食といえば「寿司」「ラーメン」などをイメージしますが、シンガポールには「モスバーガー」「大阪王将」「サイゼリヤ」「星乃珈琲店」といった、庶民派のリーズナブルな店舗まで進出。
店舗で提供されるメニューは日本とほぼ変わらないことが多いですが、モスバーガーの場合はかきあげバーガーや焼肉バーガーなど、日本にはないメニューも。
実は、シンガポールに進出したモスバーガーの歴史は1993年と古く、現地ではライスバーガーが人気とか。
日本のスイーツも人気です。これも日本でもおなじみ「シャトレーゼ」の店舗が、シンガポールにも多くあります。
スイーツ1個あたりシンガポールでも日本円で約100円ちょっとなので、とても割安。普段使いできる日本ならではのスイーツがシンガポールでも好評なのでしょう。
コンビニにも日本らしい商品がどんどん増加
シンガポールのコンビニエンスストアといえば「セブンイレブン」と、ローカルな「Cheers」です。
特に「セブンイレブン」の店舗数はとても多く、24時間営業で便利。商品陳列もコンパクトなので、お土産選びにも重宝します。
そのセブンイレブンでも、日本由来の商品がここ数年でグッと増えました。例えば、「よつ葉」の牛乳、セブンスイーツでおなじみのロールケーキまで売られています。
ちょっと緑茶が飲みたいと思えば「おーいお茶」があり、セブンプレミアムのペットボトルのお茶も各種そろっていたのには驚きでした。三角おにぎりもありますが、具材が微妙に日本と異なります。
日本旅行の人気が根強いシンガポール、受け入れられやすい文化も
筆者はこの5年でシンガポールへ5回訪れました。そのたびに「日本のお店がなんだか増えている」と感じます。しかも、日本のやや高級なお店ではなく、「星乃珈琲店」や「サイゼリヤ」といった、日本にある庶民感覚で利用しやすい価格帯です。
日本に対してスペシャルな感じではなく、普段使いできる店舗が増えているのは、シンガポール人の訪日人気もあるのでしょう。新型コロナウイルス禍で日本へ気軽に旅行できない時期、これらの店舗はさらにシンガポール人に人気だったこともうかがえます。
日本から行く身としては、いざとなったら日本でなじみ深い商品が現地調達できるありがたさ。現地のエッセンスを盛り込み、日本と異なるメニューがあるお店もあり、比べて見ると楽しいかもしれません。
- image by:シカマアキ
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。