実は日本より住みやすい?中国人が話す「中国のいいところ」

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2022/12/17

日本に長年暮らしていると「住みやすいな」と思うことが多々あります。コンビニは24時間営業でいつでもお買い物ができるし、場所によっては治安もよくて生活しやすいし、都会は交通が発達しているので気軽に出かけられるのも便利です。

では、視野を広げて他国はどうでしょう。筆者が過去に訪れたドイツでは、トイレが有料でした。最初は「ちょっと面倒だな…」と思っていたのですが、入ってみると中がとても綺麗で清潔!さらに料金を支払うときに出てくるレシートにはスーパーなどの割引券が付いていたので、かなりお得だと感じました。

このように国によって住みやすさなどは異なるもの。そこで今回は、日本から距離的に近い中国出身の皆さんに、母国で生活していて感じた「中国のいいところ」についてお話を伺ってみました。一体、日本とはどんな違いがあって、どんなところがいいなと感じているのでしょうか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

中国人が思う「母国のいいところ」って?

1.バナナ一房からOKなデリバリー

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「中国の良さのひとつは、デリバリー文化だと思います。日本でもデリバリーはありますが、中国のほうがサービスがかなり行き届いているので、バナナ一房でも家まで届けてくれるんです。便利なので単身赴任のときや、病気で寝たきりのときはとても助かりますよ」(中国出身・30代)

日本でもコロナ禍を機に、より一層広まった「デリバリーサービス」。食事はもちろん日用品なども宅配便で注文している人も少なくないですよね。

とくに中国では、もはや生活に欠かせないほど便利なサービスとして浸透しています。食品に関しては距離によって30分以内など、スピーディーに届けてくれる配達サービスもあるため、場合によって買いに行くよりもはやいことがあるそうですよ。

2.街も人もお葬式もめっちゃにぎやか

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「中国はとにかく街や人がにぎやかです。たしかに日本の繁華街も同じようににぎわっていますが、中国は人の多さが桁違いなので、迫力がある気がします。あと人々の表情がみんな明るくて、暗い表情をしている人はあまり見かけません。嫌なことを吹き飛ばしてしまうような、そんな勢いがあるのがいいと思いますね」(中国出身・30代)

中国人の特徴のひとつとして、「にぎやかさ」があげられます。食事をするときも大人数で、お酒を飲むときもひとりではなくにぎやかに。日頃から楽しげに過ごしている人を見かけることが多いそう。

さらに中国は日常生活だけでなく、お葬式もとても派手。静かに行われる日本のお葬式と比べると、ときにはかなりにぎやかなになることもあるそうですよ。


3.なんでもはっきり言葉にする

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「中国人は、裏表がないです。思ったことをすぐに口に出すので、陰湿さはないと思います。日本人はとても空気を読むので、たまに『何を考えているんだろう』と思うことがありますが、気を回すところは素晴らしいですよね。ただ、中国人はなんでもいうからこそ、慣れていない人からすると戸惑ってしまうかもしれません。でも人間関係は結構フラットだと思います」(中国出身・30代)

日本人と比べると、自己主張がはっきりとしている中国人。相手にはきちんと自分の意思を伝えて、何事にも好き嫌いがはっきりしているのだとか。さらに包み隠さず伝えるからこそ、「仕事が円滑に進む」という意見もありました。

4.仲良くなると結束力がスゴい

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「中国人は、親密な関係や仲がよくなるとかなり心強いです。人伝てでも相手のお願いごとには、かなり親身になって考えてくれます。それが当たり前のようになっているので、もしかしたら日本人よりも身内の結束力が強いかもしれません」(中国出身・40代)

個人主義ではなく、集団主義といわれる中国では、親しい人と助け合って生きるのが当たり前。だからこそ一度仲良くなった人に対しては、とても義理堅いといわれています。

5.勤務中は結構みんな自由

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「私はオフィスで仕事をしているんですけど、結構みんな自由にプライベートのことも仕事中にやっていたりします。例えば、勤務中にタオバオ(オンラインモール)で買い物をしたり、不動産売買などをしていたり。隠すことなく、スマホを机において平然とやっていたりするので、そういった勤務時間の自由度は高いのかもしれないです。いいか悪いかはわかりませんがみんなやってます(笑)」(中国出身・40代)

勤務中の自由度に関しては、会社ごとのルールによって異なるでしょう。ただ、堂々とスマホでお買い物をしたり、プライベートな用事をしたりするのは珍しいかもしれませんね。

中国ではスマホひとつでネットでのお買い物ができるだけでなく、飲食店での支払いといった決済まで簡潔するため、ある意味生活には欠かすことができないアイテムです。そのため勤務中でもスマホを手放せないという人もいるのかもしれませんね。

今回は、中国出身者の皆さんに「中国のいいところ」についてお話を伺ってみました。日本と近いところもあれば、全く違うカルチャーもありましたね。もちろんどちらの国もいいところがたくさんあるはず。

今後、他国の人と交流するときがあれば、その国ならではのよさについてお話を伺ってみると面白いかもしれませんね。

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高校卒業から100カ国近くを旅した元バックパッカー。関西の編集プロダクションを経てフリーに。現在はタイを拠点にフリーの編集・ライターをしています。みんな、旅に出よう!

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