日本中をくまなく繋ぐ新幹線。現在も新しい路線が誕生しており、いままであまり知られていなかった観光スポットが多く誕生しています。

2022年9月には九州の中心である、博多と特急で繋がる武雄温泉〜長崎県までの路線「西九州新幹線」が開業。今回は途中下車したくなる、旅の目的地としてもおすすめの西九州新幹線沿線のスポットをご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

「西九州新幹線」とは？

2022年9月に開業した西九州新幹線。佐賀県武雄市から南へ走り、長崎県までを繋ぎます。令和に入り初めて開業した新幹線で、実は現在のところ日本で最も短い路線です。

走行距離約66kmの西九州新幹線の停車駅は、始発駅の武雄温泉駅を含めて全部で5つ。価格もお安く、武雄温泉駅から終点の長崎駅まで自由席で3,070円、最速で約23分で到着します。

短い区間の西九州新幹線ですが、見逃せない観光スポットが集まる路線。車両「かもめ」に乗車して、ゆっくりと長崎を目指す旅がおすすめです。沿線の観光スポットを見てみましょう！

武雄温泉駅

まずは始発の「武雄温泉駅」。博多駅から特急で約1時間ほどの場所にあり、対面式のホームとなっているので、すぐに新幹線に乗り換えることができます。

しかし！博多から訪れたのなら途中下車必須の見どころたっぷりの駅なんです。ぜひ時間を取って武雄観光に出かけてくださいね。

美人の湯として有名な「武雄温泉街」

駅の名前にもある通り、佐賀県武雄市は温泉が有名です。およそ1300年の歴史を持つ温泉街があり、柔らかな湯質は美人の湯としても知られています。

「武雄温泉街」の入り口には雰囲気たっぷりの「武雄温泉楼門」があり、その先に温泉街が広がっているのが特徴です。この楼門は釘を一本も使用しておらず、国の重要文化財にも指定されています。

武雄温泉は宿泊はもちろん、日帰りの湯に充実しているので旅の途中で立ち寄るのにもぴったり。疲労回復効果のあるお湯にゆったりと浸かって旅の疲れを癒やしましょう。

別世界のように美しい「御船山楽園」

武雄温泉駅からバスで約10分、レンタサイクルでもアクセス可能な「御船山楽園」も必ず訪れたいスポットです。

武雄市にある御船山、その麓に広がる庭園です。その大きさはなんと約15万坪！武雄領主鍋島茂義の別邸として作られ、2010年には国の登録記念物となりました。季節で変わる美しい景色は必見の池泉回遊式庭園です。

ゴツゴツとした岩がむき出しの御船山と、その麓の色とりどりの花々のコントラストが美しい同園のおすすめの季節はやはり春。サクラが終わると、約5万本ものカラフルなツツジに彩られます。季節のライトアップなどのイベントも行われていますよ。

樹齢3000年超え「武雄の大楠」

武雄温泉駅から同じくバスで約5分ほどの場所にある「武雄神社」もぜひ訪れたい場所です。

パワースポットとしても知られる武雄神社のご神木「武雄の大楠」は、樹齢3000年以上の巨木です。幹周り20mで国内で7位の大きさを誇ります。大楠へと続く竹林も雰囲気たっぷり。澄んだ空気と巨大な楠木からパワーがいただけますよ。

西九州新幹線は温泉旅には最適！