なぜ台湾人は「自宅にキッチンはいらない」というのか?その意外な理由
物価の上昇や電気料金の引き上げなど、さまざまな値上がりに悩む今日この頃。
テレワークが進み、働く場所の自由度が高まった今の時代、なかには物価の安い国に移住を検討中、という人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのが「台湾」。首都・台北へは、東京から飛行機で4時間ほどで行くことが可能ですし、実際に日本在住の台湾人にお話を伺ってみると「台湾人は親切で優しいですよ」と、素敵な国民性も教えてくれました。
では、実際に台湾はどのような生活スタイルなのでしょうか。日本との生活の違いとあわせてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
物価が安いけど、家賃は日本と変わらない
まずは、冒頭でお伝えした「物価の安さ」について。
台湾の平均年収は約300万円(参考:台北中央社)であり、日本の全体平均年収は約440万円(参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」)と比べて低いですが、物価が安いため経済的な不安は少なく生活することができます。
「台湾の物価は日本の約3分の2ほどです。食費や交通費は日本の価格の半額以下で済むので、意外とゆとりある生活が送れますよ。ただ、中心地のホテルはそんなに安くないので、住んでみたほうが安さを実感できるかもしれません」(台湾出身/20代男性)
食費や光熱費のほか、日用品なども安く済むのは魅力ですが、家賃は日本とそこまで変わらないのだそう。そのほかの出費でどれだけ節約できるかがポイントですね。
台湾グルメは飽きにくい秘密がある
長く暮らすのであれば、台湾料理が日本人の口に合うのかも重要ですよね。
台湾料理は脂が多めのジューシーなメニューが多く、香辛料などの香りが強いといった特徴があります。
「台湾はメニューのレパートリーが多いから飽きないと思います。日本で関東と関西に味付けの違いがあるように、台湾も南北で味が違うんですよ。個人的には南側の濃いめの味付けが好きで、日本人の友人にもおすすめしています」(台湾出身/30代男性)
台湾のスーパーには日本と同じような食材もたくさんあるので、ほかの国と比べて親しみやすいかもしれませんね。
ほとんど自炊しないから超ラク
「皆さん知っていると思いますが、台湾では安価に楽しめる夜市が充実していて、ひとり暮らしでも食べ物に困ることはありません。朝ごはんも外で食べるので、早朝でも外に出れば低価格でお腹が満たされます」(台湾出身/20代男性)
「日本とは違って、台湾では外食文化が浸透しています。ほぼ三食外で食べるのが当たり前なので、自宅で自炊することはほとんどありません。物価も安いため仕事終わりも献立の心配をしなくてよいです」(台湾出身/20代女性)