昭和レトロが可愛い。エサやり体験も楽しめる「宇都宮動物園」へ家族でGO!

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2023/07/26

栃木県宇都宮市の北部に、小ぢんまりとしながらも地元の子どもたちに大人気の動物園があります。それが「宇都宮動物園」。

「自然とどうぶつと子どもたち」をコンセプトに掲げる、昔ながらの動物園。レトロな雰囲気を感じさせながらも動物と間近に触れ合えるほっこり癒しの動物園です!

動物と距離が近い動物園!

image by:石黒まり花

東北自動車道宇都宮インターチェンジから、およそ5分ほど走ると到着する宇都宮動物園。いかにも動物園!といったレトロさを感じさせる看板がお出迎えです。

総面積は約1.6ヘクタール、東京ドームのグラウンドほどの広さを持つ宇都宮動物園。1981年開園の老舗動物園で、施設内もどことなく懐かしさを感じる作りです。

しかし、老舗の昔からある動物だからといって侮るなかれ。宇都宮動物園は動物たちとの距離が近い、触れ合える動物園として知られています。

大きな動物とのゼロ距離に驚き!

image by:photoAC

触れ合える動物園と聞くと、思い浮かぶのはウサギやモルモットなどの小動物ですよね。

牧場であればヤギや牛などに触れることができる場所もありますが、やはりそのくらいの大きさが限界だと思いませんか?

もちろん小型の動物もいますが、宇都宮動物園はその予想を大きく超える大型の動物と触れ合うことができるんです。

キリン、カバ、ゾウ、さらには猛獣にも餌やり体験ができるのが宇都宮動物園の大きな特徴。キリンやゾウなどには、直接手からエサを与えることができるんですよ。


キリンにエサをあげてみた!

image by:石黒まり花

宇都宮動物園では入り口や園内で動物のエサを購入することができ、それを自由に与えることができます。

エサやり体験ができる動物は限られていますが、与えてよい動物には看板が設置してあるため一目瞭然です。入場時に100円で紙袋に入ったエサを購入して、動物たちとゼロ距離で触れ合ってみました。

まずはキリンさん。大きなキリンを遠くから眺めるというのが他の動物園でよくあるスタイルですよね。しかし宇都宮動物園は違います。

エサを持っている人間が近づくと、キリンさんがゆったりのんびり柵に向かって歩いてきます。

人がエサをくれることを知っているのでしょうね。そして長い首を柵の向こうからにゅっと伸ばして、舌でペロッと野菜を巻き取っていきます!キリンの顔をこんなに近くで見たのは生まれて初めて…!

大きなキリンへのエサやり体験は大人でも最初はビックリ。野菜の端っこを持ちすぎて落としてしまうなんてこともよくあります。キリンは慣れている様子でペロッと優しく食べてくれるので安心してくださいね。

子どもたちは大迫力のキリンに大興奮する子、近さにびっくりして泣いてしまう子ととてもにぎやか。キリンさんの前はいつも人で賑わっています。


人気者ゾウの宮子に会える!

image by:石黒まり花

続いてゾウさんにもご飯を食べてもらいましょう。宇都宮動物園の人気者、ゾウの宮子ちゃんはなんと高齢ゾウ。やって来たのは1973(昭和48)年のことと、とても長く宇都宮動物園で暮らしているんです。

人間にするとかなりの高齢ということもあり、2022年にはクラウドファンディングにより集まった資金で宮子にバリアフリープールがプレゼントされたことでも知られています。

ちなみに宮子にプールをプレゼントするためのクラウドファンディングは、13日間で目標金額の1,300万円が集まったのだとか。宮子の人気の高さが伺えますね。

宮子への餌やりは、直接食べてもらうのではなく宮子へ向かって投げ入れるスタイルです。

お堀に落ちてしまうことが多いのですが、宮子もエサがもらえることを分かっているので長い鼻を器用に使ってエサをきちんと探し当ててくれますよ。

エサを投げる前に、宮子にアピールするのもポイントです。ゾウのエサやりは時間が決まっており、園内にアナウンスが流れます。聞き逃さないようにしましょう。

次はカバさんに触れる!

image by:石黒まり花

みなさんはカバに触ったことはありますか?

動物園では必ずといっていいほど出会えるカバですが、ガラスごしだったり柵ごしだったりと近くで見る機会は少ないでしょう。宇都宮動物園は、なんとカバに触れることもできます。

宇都宮動物園はカバもエサやり可能な動物です。カバの住むプールか柵で区切られており、人が近づくとこちらに向かって大きく口を開けてエサをねだります。そのお口に向かってエサをポイっと投げてあげましょう。

係の方がエサのあげ方などを教えてくれ、カバの触れてよい場所などもレクチャーしてくれます。

初めて触ったカバの皮膚は少し硬く、細かなヒゲで体が覆われているのが分かります。

エサをもぐもぐした後、また大きく口をあける仕草がかわいいカバに夢中になってしまいますよ。

神々しい…ホワイトタイガーも!

image by:石黒まり花

猛獣類も多く住む宇都宮動物園。実は限定数組ではあるものの、人気の高いホワイトタイガーにもエサやり体験ができます。

そもそもホワイトタイガーがいる動物園は国内で16カ所ほどしかなく、飼育されている数も30頭に満たないほどだとされています。とても珍しい生き物なのですね。

それもそのはず、ホワイトタイガーはベンガルトラの突然変異によって生まれるトラなんだとか。ホワイトタイガーという種類のトラがいるわけではないんです。

その貴重なホワイトタイガーにエサやりができるのは、一日限定5組のみ!飼育係の方にレクチャーしてもらいながら、長い棒を使ってお肉をあげることができます。

真っ白な毛並みの美しいホワイトタイガーを間近で見ることができ大満足!エサやり体験は別料金300円で行えます。

宇都宮動物園で動物と触れ合おう

image by:Indiana jo, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

昭和レトロな動物園かと思いきや、新しい体験ができる宇都宮動物園。都内から車で約1時間半ほどの場所にあり、日帰りのお出かけにもぴったりの穴場です。

見るだけの動物園に飽きたという方にこそ味を運んでほしい、体験型の動物園ですよ。ぜひ宇都宮動物園へお出かけしてみましょう!

  • 宇都宮動物園
  • 栃木県宇都宮市上金井町552-2
  • 公式サイト
  • image by:photoAC
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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