「外国人はちょっと…」日本に住みたい外国人が苦労したこと
外国人に「日本の物件」はマッチするのか
海外と日本の物件では、室内の広さや設備に大きな違いがあります。
外国人のみなさんは、その違いをどのように感じたのでしょうか。
「どの部屋も清掃が行き届いていてきれいでした。でも、隣の部屋や外の音が聞こえる物件が多いことと、天井や家具の高さが低いのはちょっとマイナスかも」(ポルトガル出身・男性/日本在住歴5年目)
「部屋の天井が低いのと、ユニットバスが狭いこと以外は最高だね」(オーストラリア出身・男性/日本在住歴17年)
日本人は外国人に比べて小柄な人が多いので、物件に限らず駅構内やトンネルの天井まで低かったりしますよね。逆に日本人が海外に住むと、物件の天井の高さに驚いてしまうようです。
「和室や畳はアメリカでは見かけない部屋の形式なので、実に興味深かったです。また、風呂場やトイレが別々になっていることや、キッチンが狭いことも驚きました」(アメリカ ニューヨーク出身・女性/日本在住歴5年目)
「とにかく廊下やエントランスなどの公共スペースがきれい。日本の物件はトイレとバスが別だし、浴槽があるから韓国に比べて風呂場がリラックスできていい」(韓国出身・女性/日本在住歴2年)
「北海道の物件に住むことになって、はじめは灯油を入れる暖房器具の使い方がわからなくて困りました。光熱費が高すぎてびっくりしました」(台湾出身・男性/日本在住歴5年目)
「駅直結の物件が割と多くて驚きました!オーストラリアの物件とは全然違うよ」(オーストラリア出身・男性/日本在住歴8年)
家賃の評価はそれぞれの国の物価次第
物件の条件については、おおむね気に入っていただけていることがわかりましたが、家賃についてはそれぞれの国の物価によって評価が変わりそうです。
「日本はニューヨークより物価が安いから家賃も安くていいね」(アメリカ出身・男性/日本在住歴1年)
「イギリスに比べ家賃が安いので、同じ金額でも比較的広くていい家に住めることです。イギリスに住んでた時はワンルームで家賃10万円ほどでしたが、日本なら同じ広さで7〜8万円くらいで住めそう」(イギリス出身・男性/日本在住歴3年目)
日本に移住して「よかった」と感じること
最後に、”日本に移住してきてよかった”と感じることについて教えていただきました。
「わたしは京都に住んでいるのですが、人々が親切で温かいです。近所の人や店員さんなどが丁寧に挨拶してくれたり、困っている時に助けてくれたりします」(アメリカ ニューヨーク出身・女性/日本在住歴5年)
「子どもたちだけで出かけたり学校に行けるほど安全なこと。イギリスでは誘拐される恐れがあるので、小学生までは親同伴で登校(車送迎など)しなくてはなりません」(イギリス出身・男性/日本在住歴3年)
「安全だし街がきれい。言語は通じないこともあるけど、人が優しい」(アメリカ出身・男性/日本在住歴1年)
今回は、日本在住の外国人に「日本への移住で大変だったこと」について伺いました。
外国人の受け入れに関する不安の多くは、お互いの「文化」の違いにあると考えます。生活習慣や近所付き合いにゴミの出し方など、文化が違えば多くの面で理解できないこともあるでしょう。
それらの不安を払拭するには、お互いに相手の国の文化を知り、歩み寄ることが大切です。
いずれは今より多くの外国人と生活を共にすることを見越して、そんな状況をポジティブに受け入れられる心構えが必要かもしれませんね。
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