海外ローミングに繋がらない!?インド旅行でインターネットに接続する4つの方法

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2024/01/13

いまや旅行に欠かせないツールである「インターネット」は、いざ現地に着いて接続できない事態になると大変です。

一方、近年はNTTドコモの料金プラン「ahamo」をはじめ、各キャリアで日本から持参したスマートフォンをそのまま海外でも利用できるサービスの提供が始まり、以前に比べてとても便利になりました。

しかし、どのサービスも、国によって接続状況が異なります。ここ数年、ahamoユーザーである筆者は、基本的に海外どの渡航先でも不便がなかったところ、先日「インド」でちょっと大変な目に遭いました。

今回は、そのインドで実体験したネット事情対策方法などをご紹介します。

タージマハルの街「アグラ」はahamoがまったく使えない!

インドでも「amaho」を利用しようとしたところ、まず起こったのが、ところどころで接続が極めて不安定なこと。

すぐ途切れたり、電波がなくなったりすることが頻発しました。デリーなどの都市部ではまだマシ、でもちょっと郊外に出ると電波が途切れがち、もしくはまったく接続できないことも。

インドで最も有名な観光地タージマハルは「アグラ」という街にある image by:シカマアキ

最も困ったのが、タージマハルがある街「アグラ」です。

このエリアでは、駅も含めてahamoの接続がほぼ全滅。「タージマハルの敷地内にはフリーWi-Fiがある」と聞いたものの、見つけられませんでした。周りには同様に、ネット接続で苦戦する外国人旅行客の姿もよく見かけました。

結局、1日チャーターしたタクシーに「金額を2倍支払う」と交渉し、タージマハル近くにある「スターバックス」までルート外で連れて行ってもらいました。


インドのスターバックスはフリーWi-Fiがある。画像はムンバイ image by:Sreeyash Lohiya/Shutterstock.com

スターバックスには電源もWi-Fiもあります。ただ、インドのスターバックスのWi-Fiはインドの電話番号を登録し、SMSでワンタイムパスワード(OTP)を受信できないと接続できません。

スターバックスのスタッフに頼み込み、パスワードを教えてもらい、何とかネット接続できました。その後はデリーに着くまでも、一度もネットに接続できずでした。

Wi-Fiルーターのレンタルが最強?インドでネットに接続する4つの方法

では、インドでネットにストレスなく接続するには、どうすればよいか。以下のいずれかの方法が考えられます。

  • ・空港で「Wi-Fiルーター」をレンタル
  • ・現地で「SIM」を買う
  • ・ホテルや空港のWi-Fiを利用する
  • ・事前に「eSIM」をダウンロードする
最近のWi-Fiルーターは昔よりもかなり小型にはなっている image by:Shutterstock.com

まず、海外で接続できるWi-Fiルーターをレンタルする方法。筆者も日本の空港で何度か利用したことがあります。

ただ、「ずっと持ち歩かないといけない」「ルーターのバッテリーの持ちが心配」「スマホと別に充電する手間」「やや高額」など、デメリットがけっこうあります。正直貴重品が1つ増えるのは、海外旅行では負担です。

「SIM」を買って接続するまでのハードルが意外と高い

次に挙げた、現地で「SIM」を買う方法が、最も安価です。筆者はahamo以前、ほとんどの国でSIMを買ってネット接続していました。

インドのSIMカード。Airtelはインドの大手携帯キャリアの1つ image by:photosince/Shutterstock.com

メリットとして「現地の人々と同じ感覚でネットが使える」「ルーターをなくす心配がない、充電も必要ない」「Wi-Fiルーターより安く済む」など。

一方、デメリットは「ネット接続のノウハウがないと難しい」ことです。スタッフが手伝ってくれる場合もやり取りは英語、もしくは現地言語になります。

インドの場合、実際に体験した方々から聞いた話をまとめると「ちゃんと接続できるまで半日~1日かかる」とのこと。つまり、最悪1日、スマホでネットが使えません。

インド「Airtel」の店舗。街中でSIMを買うのは旅行者には極めてハード image by:SN040288/Shutterstock.com

SIMの購入場所は、空港や市内にある携帯電話ショップなど。ただ、現地でSIMを買うときは基本、インドの電話番号でワンタイムパスワードを受け取れないといけません。

なので、現地にインド人の知り合いがいなければハードルが高いでしょう。市中よりやや割高でも、空港で入手するのが無難です。

それでも心配であれば、インドへ行く前に「Amazon」などでSIMを入手するのがおすすめ。現地よりやや高いものの、旅の不安が1つ消えます。


カフェや空港にあるフリーWi-Fiも外国人旅行客には不便

現地でのネット接続は諦め、ホテルで利用するだけにするのも手です。しかし昨今、ほぼ1日ネットなしという生活に耐えられるでしょうか。現地で、検索や地図などをその場で使えるのは、やはり便利です。

インドで人気のカフェチェーン「BLUE TOKAI COFFEE ROASTER」にもフリーWi-Fiはある image by:Ravi_Sharma1030/Shutterstock.com

ただ、先述の通り、スターバックスや空港などはワンタイムパスワードが受信できないと利用できないのがインド流。フリーWi-Fiといっても、利用できるハードルが外国人旅行客には高いのです。

事前に「eSIM」をダウンロードしておくのも安心

インドに限らず、海外でネット接続に困らないよう、はじめから「eSIM対応機種」のスマホを選ぶのもおすすめです。

image by:Shutterstock.com

eSIMとは、製品本体に部品として組み込まれているSIMのこと。SIMカードの抜き差しをする必要がなく、手軽に海外通信SIMのプランを使うことができます。

もし、eSIM対応機種を持っていれば、各キャリアのホームページからオンラインで開通できるので簡単です。通常、申し込みからたった数分で、インターネットに繋がります。

対応機種は、iPhoneだとXS以降。Androidでは、GooglepixelやGalaxyなど一部機種がeSIMに対応しています。

IT大国インドでは「ネット接続」を前提としたサービスが拡大中

インドではどこでも「QR決済」が急速に普及する image by:Dinesh Hukmani/Shutterstock.com

一筋縄にはいかない、インドでのネット接続。しかも、世界の「IT大国」といわれるインドなだけあり、ネット接続を前提としたサービスが進化し、アナログさがどんどん消えています。

結局のところ、多少高くとも日本の空港でWi-Fiルーターをレンタルするか、SIMを調達して頑張って接続する、eSIM対応のスマホを使う、現地であまりネット利用しないなら「海外ローミング」のサービスを利用するなどが無難ではないでしょうか。

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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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