インド旅行で後悔しないために…知らないとヤバいカオスすぎる実態
国の人口が中国を抜いて世界一となったインドは「多様性の国」と言われています。国土を海に囲まれた島国かつ主要言語が日本語のみ、日本人が大半を占める日本とは、まさに対極にあるような国。そのインドをいざ訪れると、本当に毎日がカルチャーショックの連続でした。
多様性とはそもそも「いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと」という意味です。よく聞かれる”旅で刺激を求めるならインドへ行け”というのも、決して過言ではありません。
今回は、そんなインドで実際に体験し、筆者が感じたカルチャーショックの一例を紹介します。
インドは気軽に街を歩けない!危険さと不衛生さも
インドでは、街を気軽に歩くのは危険。スラム街に近い場所の歩道にはゴミがたまり、大量のネズミが走り回っています。
それでも普通に生活する人々がいます。しかも、三輪のオートリキシャなどのしつこい客引きにもつかまりかねません。インドでは、日本のように気軽に街歩きができると考えないほうが良いでしょう。
道路を渡るのも大変です。横断歩道があっても、車は止まってくれません。しかも、信号が青でも、隙あらば車やバイクが速度を緩めずに走ってきます。インドの道路事情は、慣れるしかありません。
インドで道路にいるのは、人間や車・バイクだけではありません。有名な牛をはじめ、犬・ヤギ・サルなども普通にいるのにただただ驚き。いずれも野良なので、動物に触って病気をもらう可能性も十分あり得るため、決して近づかないことです。
インド人のしつこさ。嘘をついてでも騙そうとするメンタルに脱帽
“中国人はうるさい、インド人はしつこい”というのが、両方の国を旅して実感したこと。インド人のしつこさは、世界一かもしれません。
旅行者に有名な話が、ニューデリー駅の周辺。
旅行者を見かけるや否や「歩道橋は渡れない、向こう側に行きたいなら車で〇◯ルピーね」、「〇〇(有名観光スポット)は臨時クローズ中。別の手段を紹介する」などと声をかけ、騙される旅行者が後を絶ちません。とにかくあの手この手で儲けようと諦めないのがインド人の特徴と言えます。
タクシーに乗ってただ移動しているだけでも、運転手に「日帰り観光しないか」と声を掛けられ、「例えばどこへ?」と返した途端、しつこい営業が始まりました。
インドでは情けは禁物です。はっきりと、毅然とした姿勢で、きっぱりと断ることを覚えました。
インドでは「遅れて当たり前」。早めに行くと逆に嫌がられる!?
インドでは何事も遅れがち。鉄道は時間通りに来ず、20~30分遅れなど当たり前。1分遅れただけで謝罪する日本から来ると、まず驚かされるでしょう。
また、インド人と約束した時も、平気で遅れてきてビックリ。約束時間より早く来ることはインドではあり得ず、逆にこちらが早く行くとちょっと嫌な顔をされたことも。
しかも「わからないことがあったら何でも聞いてね」との言葉に甘えていざ相談しても、適当な返事ばかりでうんざり。これがインドのカルチャーなんだ…と学びました。