インド旅行で後悔しないために…知らないとヤバいカオスすぎる実態
観光地の入場料、外国人だとインド人の何倍も取られる
インドの観光地では、「インド国籍」と「外国籍」で、入場料が大きく異なります。しかも、有名な観光地ほど入場料が高いため、外国人はどこも割高です。
かの有名な「タージマハル」の場合。インド国籍が250ルピー(約450円)に対し、外国籍はなんと1,300ルピー(約2,400円)もします※(※2023年11月現在の物価)。
しかもその入場料は年々値上がりしています。アグラ城も、外国籍は650ルピー(約1,200円)なのに、インド国籍は90ルピー(約165円)のみ。インドの平均的な物価を考えると、信じられない値段です。
その値段の差を知ると、正直いい気分がしないはず。しかし、発展途上国によくあるパターンで、こればかりは諦めるしかありません。
意外と高い「ホテル」代、ショッピングモールは富裕層向け
インドは物価が安い、ホテルも安いというイメージがある一方、実はけっこう高いのです。
例えば、首都デリーで泊まる場合、1泊数百円の宿もあれば、1泊10万円以上という高級ホテルも存在します。駅で生活する人もいれば、運転手付きの高級車で移動する人もいます。
特に、高級ホテルやショッピングモールなどには必ず入口に警備員がいて、手荷物検査とボディチェックがあります。まるで城壁のごとく高い塀に囲まれた中は、先進国と変わらず、その外との光景とまったく異なります。
スーパーの買い物も一苦労。バッグ持込は不可
インドにもスーパーマーケットはあります。日本と違うのが、店内にカバンの持ち込みができず、店の入口に「手荷物預かり所」がありました。
リュックサックなどはそこで預け、番号札を渡されました。小型のバッグは別の袋に入れられ、封をされて店内へ。財布などをあらかじめ取り出しておかないと、レジでいざ開けるとなると大変な目に遭うなと思いました。
インドは「刺激」が強い国。旅行スタイルも人それぞれ
近年は「IT先進国」として成長が著しいインド。とはいえ、その一端が垣間見られるのは、まだ一部のエリアです。
体力と気力がないとたいていのインドは刺激が強すぎ、いきなり疲れて体調を崩す、騙されてぼったくられるといったこともあるかもしれません。
バックパッカーでインドへ行くなら、若いうちがベスト。年を重ねてからだと、例えば、1回目はツアーにして2回目から個人で行く、また、インドの中でもまだ穏やかと言われる「南インド」でインド慣れしてから、デリーなど「北インド」へ行くパターンもおすすめです。
インドが多様性の国であると同時に、インド旅行も多様性と言えます。日本以上に旅のスタイル、楽しみ方は人それぞれ。カルチャーショックもある意味、旅の醍醐味です。
- 【参考】小学館『デジタル大辞泉』
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