インド旅行で後悔しないために…知らないとヤバいカオスすぎる実態

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2023/11/08

観光地の入場料、外国人だとインド人の何倍も取られる

タージマハル近くにある「アグラ城」の入場料の表示 image by:シカマアキ

インドの観光地では、「インド国籍」と「外国籍」で、入場料が大きく異なります。しかも、有名な観光地ほど入場料が高いため、外国人はどこも割高です。

かの有名な「タージマハル」の場合。インド国籍が250ルピー(約450円)に対し、外国籍はなんと1,300ルピー(約2,400円)もします※(※2023年11月現在の物価)。

しかもその入場料は年々値上がりしています。アグラ城も、外国籍は650ルピー(約1,200円)なのに、インド国籍は90ルピー(約165円)のみ。インドの平均的な物価を考えると、信じられない値段です。

その値段の差を知ると、正直いい気分がしないはず。しかし、発展途上国によくあるパターンで、こればかりは諦めるしかありません。

意外と高い「ホテル」代、ショッピングモールは富裕層向け

人口が世界一のインドは特に都市部はカオス image by:sladkozaponi/Shutterstock.com

インドは物価が安い、ホテルも安いというイメージがある一方、実はけっこう高いのです。

例えば、首都デリーで泊まる場合、1泊数百円の宿もあれば、1泊10万円以上という高級ホテルも存在します。駅で生活する人もいれば、運転手付きの高級車で移動する人もいます。

デリーのショッピングモール。買い物客は富裕層が多い image by:Memories Over Mocha/Shutterstock.com

特に、高級ホテルやショッピングモールなどには必ず入口に警備員がいて、手荷物検査ボディチェックがあります。まるで城壁のごとく高い塀に囲まれた中は、先進国と変わらず、その外との光景とまったく異なります。

スーパーの買い物も一苦労。バッグ持込は不可

インドでスーパーマーケットは人口の割には少ない。中間層以上向け image by:PradeepGaurs/Shutterstock.com

インドにもスーパーマーケットはあります。日本と違うのが、店内にカバンの持ち込みができず、店の入口に「手荷物預かり所」がありました。

リュックサックなどはそこで預け、番号札を渡されました。小型のバッグは別の袋に入れられ、封をされて店内へ。財布などをあらかじめ取り出しておかないと、レジでいざ開けるとなると大変な目に遭うなと思いました。



インドは「刺激」が強い国。旅行スタイルも人それぞれ

最もインドらしい場所といわれるデリーのメインバザール通り image by:Filip Jedraszak/Shutterstock.com

近年は「IT先進国」として成長が著しいインド。とはいえ、その一端が垣間見られるのは、まだ一部のエリアです。

体力と気力がないとたいていのインドは刺激が強すぎ、いきなり疲れて体調を崩す、騙されてぼったくられるといったこともあるかもしれません。

バックパッカーでインドへ行くなら、若いうちがベスト。年を重ねてからだと、例えば、1回目はツアーにして2回目から個人で行く、また、インドの中でもまだ穏やかと言われる「南インド」でインド慣れしてから、デリーなど「北インド」へ行くパターンもおすすめです。

インドが多様性の国であると同時に、インド旅行も多様性と言えます。日本以上に旅のスタイル、楽しみ方は人それぞれ。カルチャーショックもある意味、旅の醍醐味です。

  • 【参考】小学館『デジタル大辞泉』
  • image by:Finn stock/Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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