天草は長崎県ではありません…天草を詳しく知るためのおすすめ旅ルート【前編】

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2024/03/09

天草の絶景とロマンに出会うドラマティックなドライブ旅

東シナ海を眺める高台 image by:小林繭

自然豊かな天草は、山側と海側とでは見える景色がまるで違うことも魅力です。思いのほか山間部が深いため、車で走っているとここが“島”であることを忘れてしまいます。

どこまでも続く山々の後は急に集落が開けたり、真っ白な教会が現れたりとリズミカルに新たな扉絵が開くので飽きることがなく、これまで山ばかりだった風景の先にきらめく海が見えたときの感動をたびたび味わえるのも醍醐味。

特に高台から眺める入り組んだリヤス式の海岸線はこれぞ風光明媚!といった風景を映し出してくれます。 

5号橋の「松島橋」image by:Shutterstock.com

旅の始まりを飾るのは、九州本土と天草諸島を結ぶ5つの橋「天草五橋」。別名「パールライン」と呼ばれる全長17.4kmの爽快ドライブです。

目の前に迫る個性的な5つの橋の姿と、その橋の上から眺める、海と山、そして空!この地の豊かさをぎゅっと凝縮したような深い色彩にあふれる風景に旅人のココロはぎゅっと掴まれるはず。

「倉岳神社」からの絶景 image by:photoAC

絶景を求めるなら、天草諸島最高峰である峰倉岳の山頂にある「倉岳神社」へ。標高682mの高さから天草の雄大な大自然を一望できるスポットで、有明海や八代海の穏やかな海に浮かぶ島々を眺めることができます。

天草の山岳信仰の聖地でもあり、ダイナミックなパノラマビューに刺激され、五感も自然と開いていくことでしょう。

天草のラピュタ image by:小林繭

そんな風光明媚な風景が点在する天草で、一際フォトジェニックな風景と出会えるのが「西平椿公園」。約2万本ものヤブツバキが自生する見晴らしのよいスポットですが、地元民がこの公園を推すのはここが「天草のラピュタ」だから。

高さ約20mもの巨大なアコウの木がある一画があり、その神秘的な雰囲気は『天空の城ラビュタ』を思い出させるとして密かに人気を集めています。


そこに広がるのは人間界の営みとは一線をなした雄大な自然がくりひろげる世界で、人によってはスピリチュアルなメッセージを受け取るかもしれません。

image by:photoAC

そして、何よりも天草で一番に楽しみにしたいのがドラマアティックなサンセットタイム。この「西平椿公園」がある下天草の西海岸は、東シナ海に面したドラマティックな夕陽スポットが点在する「天草サンセットライン」と呼ばれ、マリア像の夕陽や大ケ瀬の夕陽など天草夕陽八景が点在します。

天草を訪れる旅のプランでは、サンセットをどこから眺めるかも重要なので、夕陽のころにどこを目指すかを決めて観光プランを練るといいと思います。

イルカと遊ぶ!98%の高い遭遇率

image by:Shutterstock.com

実は天草はイルカでもとっても有名な場所。五和町二江の周辺海域には200頭を超える野生のバンドウイルカが生息し、1年を通してイルカウォッチングが可能なスポットとなっているのです。

その遭遇率は9割を超えるのだからスゴイ!船に乗って約10分でイルカと出会えるスポットに到着するお手軽さもあり、小さな子どもからお年寄りまで老若男女が楽しめる人気のアクティビティとなっています。

  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。インテリア、旅モノ、湘南情報を中心にお仕事しています。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。趣味は温泉。

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