写真と全然違うじゃん…外国人観光客が漏らした「京都旅行」のホンネ
これまでにも外国人が日本を旅するなら絶対に外せない場所として人気を集めてきた「京都」。インバウンド景気によるものか、外国人旅行者がさらに急増しているとのこと。
そこで今回は、京都を訪れた外国人観光客の方々によるリアルなコメントをもとに、現在の状況を調査してみました。
海外観光客だからこその視点も
京都を観光するために訪れるのはもちろんのこと、初めから京都を目的として日本へ旅する方も続出している現在。京都観光の需要が高まっていることは、実際の調査結果からも数字として表れています。
この傾向は、コロナ禍の脱出が本格的に始まっていた昨年からスタートしており、数値からは変化が歴然。
京都市産業観光局による「京都観光総合調査」を見てみると、観光客数だけでも2021年の2,102万人に比べ2022年は4,361万人と、倍以上に増加しており、ほとんどコロナ前の水準に戻りつつあることがわかります。
想像していた京都と何か違う…?
まずは、実際に体験した観点から「日本(京都)観光について、旅行前の理想と現実で違うと感じた部分」について質問。そこで挙がったのが「外国人観光客が想像以上に多かった」という声です。
「人が多すぎて、写真を綺麗に撮ることができなかったり、自由に身動きが取れなかったところ」(アメリカ)「時期的なものもありますが、思っていたよりも人が多く、待ち時間もかなりあって少し残念でした」(ロシア)と、人の多さに参ったというコメントが多数寄せられました。
「人が多かったせいか道端にゴミが落ちていることがあり、せっかくの旅行でしたが少し残念に感じました」(オーストラリア)「真夏のハイシーズンだったため、涼む場所の少なさに困ることがありました」(フランス)と、人の多さから来る影響もさまざまに発生しているようです。
また「外国人にフォーカスするのは良いですが、本来の京都と少し違うような外国人向けのお店が多くなった気がしました」(イギリス)と、本物の京都らしさを満喫したい方が、少々物足りなさを感じているコメントも。
ほかにも「英語やフランス語のサイトでは、写真がやや誇張され加工されているものも少なくなく、実際の京都の街並みの様子に驚いていた様子でした」(フランス)と、イメージとのギャップを覚えた人もいるようです。
実際の過ごし方についても、少々問題に感じた部分がある模様。
「各地の行き先についてリサーチ不足でした。電車が縦横無尽に走っているわけではないので、バスでの移動が不便だと感じました」(韓国)と、公共交通機関を利用する難しさが挙げられています。
また「ハイテクな国であるにも関わらず、クレジットカードカードが使えないお店が観光地の京都でも割と存在していたことです」(イギリス)という声も。
スマホ決済・クレジットカード決済が当然となっている現在を鑑みると、早急に対応が必要かもしれません。