東京なのに2月に花見?千代田で出会える「早咲き桜の名所」3選

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2024/02/09

2024年の桜の開花予想が各機関から発表され、今年は全国的に早い開花になる見込みとなっています。

そこで今回は、首都・東京の中心に位置している「千代田区」から、通常の開花予測日よりさらにひと足早く出会うことができる「早咲き桜」をご紹介。本格的な春が到来する前に、冬の名残りと共に堪能することができる名所を早速チェックしてみましょう。

江戸時代から東京を彩り続けた、千代田区の歴史深い「早咲き桜」たち

乾濠小公園/大寒桜

見ごろ:3月上旬

乾濠小公園の「大寒桜」image by:PR TIMES

現在は皇居として知られる旧「江戸城」。当時の風情を今に残す水の濠たちがいくつも残されていますが、中でも桜の名所として知られているのが「乾門」のほど近くに位置している「乾濠(いぬいぼり)」と共に広がる「乾濠小公園」です。

籠瀬満夫氏の作品として知られている、楽器を演奏する乙女像「森の調べ」を囲むように桜の木が並ぶ光景は、まさに都心のオアシス。広すぎないため、老若男女問わず気軽に立ち寄ることができるのも魅力です。

乾濠小公園に咲いている桜は、「寒緋桜(かんひざくら)」と「大島桜(おおしまざくら)」から生まれたと言われている「大寒桜(おおかんざくら)」。白すぎず、しっかりとピンク色を感じられる花びらの美しさは格別です。

代官町通り/寒緋桜並木

見ごろ:2月下旬~ 3月上旬

代官町通りの「寒緋桜並木」image by:PR TIMES

皇居を南側に、「北の丸公園」や「千鳥ヶ淵」を北側にしたちょうど間に通っている「代官町通り」。大都心・千代田区とは思えないほどの緑豊かなエリアとして知られ、皇居マラソンに勤しむ人たちにも愛されています。

場所によってはコンクリートで舗装されていない散歩道を歩くこともでき、そのまま北の丸公園を楽しむこともできたりと、ちょっとした小旅行気分を味わえるのも魅力。そして、多くの木々に合わせて早咲きの桜に出会うことができます。


代官町通りの桜は、2月から咲き始める「寒緋桜(かんひざくら)」。下向きに開く花弁は鮮やかな紅色で、黒に近い茶色の樹木と共に、周囲の光景にくっきりと映える華やかな姿を見せてくれます。

  • 代官町通り
  • 東京都千代田区北の丸公園
  • 見ごろ:2月下旬~ 3月上旬

皇居東御苑/椿寒桜

見ごろ:2月下旬~3月中旬

皇居東御苑の「椿寒桜」image by:PR TIMES

その名の通り、皇居の東側エリアに21ヘクタールものスペースに渡って広がる「皇居東御苑」。宮内庁管轄の元、かつて「江戸城」として君臨していたころの趣をそのままに残す場所として、国の特別史跡にも指定されています。

周囲を豊かな水の濠に囲まれ、雑木林や庭園などの自然豊かな中に展望台や休憩所が設けられており、長めの時間をかけてゆったりと過ごせるのがポイント。桜だけでも豊富な品種がズラリとそろい、見応えは抜群です。

中でも、愛媛県松山市の「伊予豆比古命神社」こと「椿神社」にある原木から植樹された「椿寒桜(つばきかんざくら)」の壮麗な姿は圧巻。美しい抹茶カラーのヒヨドリが集まってくることもあり、桜とヒヨドリの姿を写真におさめて楽しむこともできますよ。

  • 皇居東御苑
  • 東京都千代田区千代田1-1
  • 03-3213-1111(宮内庁代表)
  • 大手町駅/竹橋駅
  • 無料
  • 見ごろ:2月下旬~3月中旬
  • 11月1日~2月末日:9:00~16:00(入園は15:30まで)/3月1日~4月14日:9:00~17:00(入園は16:30まで)
  • 宮内庁ホームページ

東京都心にいるとは思えないほど、周囲の自然と共に楽しむこともできる千代田区の「早咲き桜」スポット。江戸時代から街を彩ってきた歴史豊かな桜たちに、春の挨拶へ訪れてみてはいかがでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by:Shutterstock.com ※イメージです。
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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