年収が高いのはどこ? 業界別平均年収ランキング、2位はエネルギー業界、1位は?
第5位 建設業界(上場企業社数:164社)
街の土台を支える「建設業界」が5位にランクイン。一般向けの住宅建築はもちろんのこと、ショッピングモールなどの商業施設や各種公共施設といった大型のものまで、幅広い建築物を作り出す業界です。
建設業法では10位の「工事・土木」業界と同じカテゴリーでもあり、建築一式工事や電気工事業、塗装工事業と、建築・建設において必要となる多種多様な業種も含まれ、その数はおよそ29種類もの数に及んでいるのが特徴。
社会の基盤となる建築を担うため、高い技術力とプロジェクトの管理能力が必要な建設業界でトップ3に並ぶのは「鹿島建設」「ランドビジネス」「大林組」。環境への配慮が行われた持続可能な建築技術への需要はますます増加しています。
第4位 コンサルティング業界(上場企業社数:188社)
第4位は、さまざまな問題を解決する「コンサルティング業界」。経営を行う上で噴出してくるあらゆる問題を、客観的な視点から見て整理しながら、解消に向けて手助けを行っていく業界です。
コンサルティング業界には、ITや人事など多くの業種に分かれた「コンサルティングファーム」が存在。さらに、コンサルティングファームそのものを経営している「パートナー」、それぞれのプロジェクト管理を行う「マネージャー」など、役職もさまざまです。
実務を行うコンサルタントたちは高い専門知識で課題の解決策を提示。上位に並ぶのは「M&Aキャピタルパートナーズ」「ドリームインキュベータ」「ストライク」といった知名度も高い会社たちで、報酬も非常に高い傾向にあります。
第3位 通信・PC業界(上場企業社数:32社)
3位に登場したのは、現代の生活に欠かせないものとなった「通信・PC業界」。今や必需品であり必須インフラのインターネットやスマートフォンが問題なく使用できるように支え、ハイスピードで世界的に進化し続けています。
主に通信業や放送業、デジタルプラットフォームなどを担う通信系の企業と、ハード&ソフトウエアや情報処理サービスなどを行うPC系の企業に分かれており、後者にはシステムエンジニアやプログラマーなど専門技術が必要とされる職種も多々。
業界を牽引するのは「ソフトバンクグループ」「日本電信電話」「KDDI」といった大企業の数々。Webデザイナーなどクリエイティブ系の職種も多く、高度な技術力やクリエイティビティに裏打ちされる高報酬を獲得しています。
第2位 エネルギー業界(上場企業社数:57社)
「電力」「ガス」「石油」の3カテゴリーで構成される「エネルギー業界」が2位に登場。当たり前のように使用している電気やガスなどを安定して使えるように整え、人々の安心できる生活を支えている業界です。
発電から送電・配電をはじめ、営業や販売も行う「電力業界」、ガス原料の調達やガス製造、そして営業や販売まで行う「ガス業界」に加え、原油の精製販売だけでなく油田開発や原油採掘など大規模な事業も行うのが「石油業界」。
トップ3には「コスモエネルギーホールディングス」「三井松島ホールディングス」「ENEOSホールディングス」が並び、巨大資本に高い技術とリスクが伴う仕事から報酬も高い傾向に。全ての経済活動を支える重要な業界です。
第1位 商社業界(上場企業社数:170社)
堂々の1位を獲得したのは、多種多様な商材を扱う仲介事業者である「商社業界」。特定の分野を担う「専門商社」と、「5大商社」と言われる「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」「丸紅」「住友商事」に代表される「総合商社」の2分類に大きく分けることができます。
商材の取り扱いだけでなく、国内外における輸出入まで行うことも。また、流通網を確立させたり販売戦略を練ることにも加え、その資本力や情報力を生かして投資も行うなど、まさに全てを一手に引き受けているといえます。
5大商社の中でも「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」が業界のトップ3。従業員数も報酬も多く、憧れの就職先として支持を集めています。常にグローバルな視点で市場分析を行い、拡大を続けています。
華やかなイメージの業界から、縁の下の力持ちといえる業界まで、多彩な業界がそろった「業界別平均年収ランキング」。
トップ10を参考に、就職からキャリアアップの転職まで、目指す業界を研究してみてはいかがでしょうか。
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