古き良き歴史が詰まった日本酒。鳥取県がおすすめするご当地「酒蔵」3選
日本海の大海原と雄大な中国山地が南北を飾り、鮮やかな四季の変化を大いに満喫できる鳥取県。大自然に育まれた名所や文化、グルメなど、鳥取県ならではの魅力を大いに堪能することができます。
そんな鳥取名物のなかでも、豊かな食や生活文化によって大いに発展してきたもののひとつが「日本酒」です。お米の旨みがジワリと染み、飲み口がスッキリとした鳥取県のお酒のなかでも、注目すべき3選をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
鳥取県の自然が育んだお米と水にこだわり、伝統を守り続ける酒蔵たち
1887(明治20)年の創業以来、青谷町の雪深い山根の谷にある酒蔵で名酒を作り続けている「山根酒造場」。
甘み以外の米が持つ糖分を酵母がすべて食べ切る「完全発酵」を基本に、米そのものの旨みを引き出した銘柄がそろい、お酒でありながら鳥取の米の美味しさを実感できる逸品がそろっています。
なかでも酒蔵を代表する「日置桜」は、谷に咲く桜の名木にちなんで命名された、春を待つこれからの季節にぜひとも味わいたい一本。
鳥取のオリジナル酒米「強力」を使用した「生もと(酒へんに元)強力」「伝承強力」なども、まさに山根酒造場ならではの仕上がりを堪能することができる銘柄です。
「優れた米でなければよい酒はできない」「酒造りは常に農業の延長線上」と語られる、公式サイトのこだわりに満ちたメッセージの数々は必見。ひと口ひと口に酒造りの背景が浮かんでくるような、物語のあるお酒に出会うことができます。
町の95%が森林という豊かな自然に恵まれた若桜町で、1909(明治42)年に創業された「太田酒造場」。旧街道の宿場町に酒蔵を構えており、美しい緑と清らかな水で育てられた地元産の酒米を厳選し、純米酒を作り続けています。
「日本酒界の重鎮」と名高い鳥取県出身の上原浩氏が参画し、1992(平成4)年に中断されていた酒造りを2002(平成14)年に再開。
お酒の背景にあるお米や麹、それにまつわる文化をもともに伝承すべく、一つひとつの工程で丁寧に作業が行われています。
地元の弁財天から命名された酒蔵を代表する銘柄「辨天娘(べんてんむすめ)」は、すべて若桜町産の酒米を使用して作られた逸品。また2~3年という期間をかけられ、賄い料理として出されていたという「なら漬け」も絶品と評判です。
「東郷温泉」を擁する湯梨浜町で、1889(明治22)年に創業された「福羅酒造」。いまも古き良き趣が残る温泉街に酒蔵を持ち、原料のお米から一貫した酒造りにこだわり、明治時代からの手法を守り引き継いでいます。
地元農家との契約栽培で作られた「山田錦」や「玉栄」など、山陰地方の自然に育まれて育ったお米や澄んだ湧水にこだわり、情熱を注ぐ職人たちが手をかける珠玉の逸品たちが生まれ続けています。
出雲流に生もとの技法が取り入れられた酒造りにより届けられる、酒蔵を代表する銘柄「山陰東郷」は、伝統に恥じないキレが良さが魅力の純米大吟醸。酒粕をたっぷり使った大人のアイス「酒粕アイス」も評判を呼んでいます。
ひと口の味わいから深く広がる、日本伝統のお酒を大いに堪能できる鳥取県の銘酒たち。地元だからこそ生まれたお米や水により完成した絶品の地酒たちを「おうち時間」のお供に加えてみてはいかがでしょうか。
- source:PR TIMES
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