ワイルドで儚くて…そしてディープ。私が西表島にハマった3つの魅力
西表島 と聞いて、多くの人が即座に思い浮かべるのは「イリオモテヤマネコ」という言葉ではないでしょうか。説明せずともみなさんご存じの、絶滅の危機にあるあの特別天然記念物です。他には何を思い浮かべますか?
マングローブの川や滝、ジャングル…などなど。あれ? それだけですか?? 西表島という名はみんな知っていても、それがどこにあって、一体どんな島なのかは、どうやらあまり知られていないようなのです。
西表島を愛する一人として、この事実はいつも実に寂しい気持ちにさせられるのです。ということで、今回はこの場を借りてざっくりと西表島がどんな島なのか、その 魅力 をみなさんにお話ししたいと思います。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
東洋のガラパゴス、西表島は天然記念物の宝庫
西表島があるのは、石垣島のさらに西。沖縄本島からの距離は約460km、台湾からは200kmの場所です。
ちなみに東京と大阪を一直線で結ぶと約400kmなので、一括りで西表島を「沖縄」とみなすのは、かなり無理があるということがわかると思います。
面積の90%以上を亜熱帯のジャングルの森が覆うこの島は、沖縄県の中で本島に次いで2番目に大きな島で(石垣島よりも大きい!)、イリオモテヤマネコをはじめカンムリワシ、セマルハコガメなど天然記念物の宝庫。この島を「東洋のガラパゴス」と呼ぶ人も少なくありません。
島のほとんどが山で、人が住める平地があるのは海岸線に面したわずかばかりの土地だけという西表島には、沖縄の島には珍しくあちらこちらに清流が湧きあふれ、川の支流が枝のように島内に伸びます。カヤックを漕いでマングローブの川を行けば、気分はすっかりジャングルクルーズ!
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