ワイルドで儚くて…そしてディープ。私が西表島にハマった3つの魅力
たった一晩しかみられない幻の花
そして、西表を語る時に忘れてはならないのがサガリバナ。毎年夏の初めの夜に、たった一晩だけ花を咲かせ、朝日が昇るとともに儚く落ちてしまう幻の花です。
明け方、マングローブの川一面が薄いピンク色の花々で埋め尽くされていく様子は、この世のものとは思えない幻想的な光景。このサガリバナを目当てに西表島を訪れる旅人も珍しくありません。
この西表島の大自然のパワーがあまりにも強烈に人の心に響くのか、引寄せられるように島に流れ着く人も少なくありません。この島でネイチャーツアーのガイドを務めるのは、みな西表島の自然に魅了された真剣な冒険好き。
台風の突風が吹いたら人間などひとたまりもない荒れ狂う大自然が支配するこの島で、たったひとり、文字通り自給自足の生活を送る仙人のような人も過去に何人かいたというのも興味深い話なんですが、長くなるのでまた別の機会にでもお話ししましょう。
ちなみに、今ではあまり語られることもありませんが、昭和の初めには炭鉱で栄えた時代もあるので、ある種のマニアにはたまらないかもしれませんね。とにかく、知れば知るほどディープ。一度好きなったらとことんはまってしまうタイプの島であることは間違いありません。
西表島
住所:沖縄県八重山郡竹富町
- image by:小林繭
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