海外でも反響、日本発祥の「森林浴」を楽しむ外国人観光客が増えるワケ
森林浴からの「森林セラピー」とは?
「どの森林を、どれくらい、どんなふうに歩けば、森林浴の効果があるのか?」そんな風に疑問を持つ人もいると思います。
NPO法人森林セラピーソサエティが提唱している「森林セラピー」では、森林浴によって医学的な効果があると検証を行っています。「森林セラピー基地」と「セラピーロード」は、現地と都会で比較実験を行い、癒しの効果・病気の予防効果が科学的に認められたお墨付きの森なのです。
森林セラピーガイドや森林セラピストもいるため、安心して効果的な森林浴を楽しむことができます。
全国にたくさんある森林セラピー基地
2006年から認定が始まり、現在は日本全国に63の森林セラピー基地があります(2018年3月15日時点)。
北は北海道から南は沖縄まで、そして意外ですが、東京にもあります! 遠方への旅行を兼ねて、都会から日帰りでお手軽に…など好みに応じて体験できるのが嬉しいですね。
また、プログラムも様々です。森林内を散策するプログラムのほかにも、ヨガやアロマテラピー等を組み込んだプログラム、温泉やヘルシーな郷土料理を楽しめたり、医師と連携して健康相談を行う森もあるとか。
※全国の森林セラピー基地一覧:http://www.fo-society.jp/quarter/index.html
実際に森林セラピーを体験した方からは、
「五感って、普段はあまり意識していなかったのですが、あらためて意識をしてみると、いろいろなものを感じとれて、“あーしあわせ”という気持ちになりました」(20代女性)
という、非日常な森林に癒されたという声をはじめ、
「ただ歩くだけではなく、前と後に(指で)ストレス測定があったのがよかったです。自分の数値をみて“そうか、やっぱり”と納得させられました」(30代女性)
など実際に効果が数値として現れるのを喜ぶ声や、
「はじめてなので参加する前は不安でしたが、ガイドさんが案内してくれたり、声を掛けてくれたりして、楽しみながら歩けました」(20代女性)
という安心して参加できたという声などが挙がっていました。
神奈川県箱根町で行った実際のアンケート内容からの抜粋(リンク)
http://hakojo-lab.jp/media/2017/05/17/84