世界的美術館でさえ、定期的に無料開放するアートな街・ニューヨーク
1枚のチケットで3日間連続での入場が可能に?
ミートパッキング地区にある、2015年に新しく移転オープンし注目を集めているホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)は、毎週金曜日の夜7時~10時まで希望の金額を払うだけで入場できる。
注目を集めているだけあって、多くの場合で行列ができているため、冬場はお薦めできなかったけれど、これからの時期にはお薦め。
ちなみに、メトロポリタン美術館も長年に渡り、常時希望の金額を支払って入場できる方式だったが、今年2018年3月1日から、ニューヨーク州外からの入場者は25ドルの定額を支払うというルールに変更された。
ただし1回のチケット代で3日間連続で入場可能。
1回のチケット代で3日間連続で入場可能になっているところが、実はメトロポリタン美術館の特色を示す重要なポイント。
つまり、メトロポリタン美術館はめちゃくちゃ大きいので、通常1日ではとてもじゃないけど見きれないということなのだ。
「まぁ、3日は必要だよね」ということが、1回のチケット代で3日間連続で入場できるというわけだろう。
そんなメトロポリタン美術館のお薦めポイントは、晴れた日の屋上。これからの季節は特にお薦めで屋上にもアート作品が展示され、ニューヨークの摩天楼を背景に他では体験できない独特の空間を楽しめるようになっているのである。
屋上の他に特にお薦めなのが、ヨーロッパ絵画のコーナーや中世の調度品のコーナー。
詳しくはブログのほうで、メトロポリタン美術館の見どころを写真付きでご紹介しているので、以下のリンクをどうぞ。
- 参考
- ・メトロポリタン美術館の屋上 rooftop sculpture garden
- ・メトロポリタン美術館の見所スポット情報その1
- ・メトロポリタン美術館の穴場、ルネッサンス期の豪華な調度品いっぱいのThe Wrightsman Galleries
メトロポリタン美術館の他にも屋外スペースがお薦めなのが、新たに移転オープンした上述のホイットニー美術館。
ユニークな都市再開発の事例として、世界的な注目を集めている空中公園ハイラインに隣接し、これまでみたことのない視点からのニューヨークの景色を楽しめる。こちらもこれからの時期はお薦め。
写真や動画がわかりやすいと思うので、以下、ご参照。
まだまだこの他にも、ニューヨークには魅力的で個性的なミュージアムがいっぱい。
子どものためのミュージアムなんてのもある。例えば、チルドレンズ・ミュージアム(Children’s Museum、アッパーイースト地区、毎月第1金曜日は夕方以降無料開放)。
ちなみにこのチルドレンズ・ミュージアムでは、日本文化をテーマにした特別展「Hello from Japan!」も、ここ数年は毎年開催されており、地元ニューヨークの子どもたちに日本の文化を広めている興味深い事例である。
ミュージアムだけでもいろいろあって話は尽きないが、この他ニューヨークには日本では珍しい(あるいは存在しない)、ギャラリー街と呼ばれるエリアも複数箇所存在するし、その辺の街角にも数多くのアート作品が置いてある。
ギャラリーや街角アートについてはまた来週。
- メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
- 1000 5th Ave, New York City, NY 10028
- https://www.metmuseum.org/
- ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)
- 11 West 53 Street, New York, NY 10019
- https://www.moma.org/
- ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)
- 99 Gansevoort Street, New York, NY 10014
- https://whitney.org/
- チルドレンズ・ミュージアム(Children’s Museum of Manhattan)
- 212 West 83rd Street, New York, NY 10024
- http://cmom.org/
- image by:robert cicchetti/Shutterstock.com
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