悪僧の伝説が残る、福井県「東尋坊」で高さ25mの絶壁を散歩

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2018/11/04

歩いたがけを海上からも眺められる

image by: 福井県観光連盟

観光客としての東尋坊の楽しみ方は、主に3つあります。

  1. 自分の足で絶壁を歩く
  2. 遊覧船に乗って海から絶壁を眺める
  3. 東尋坊商店街を散策する

1に関しては屏風岩、三段岩など、火山岩の一種である安山岩の柱状節理を間近に楽しめます。柱状節理とは、

<マグマが冷却固結する時に生じる柱状の割れ目>(『広辞苑』より引用)

でしたね。

2の遊覧船は、迫力満点の絶壁を海側から見上げられます。近隣の離島で、同じく柱状節理が眺められる雄島までのショートクルーズも楽しませてくれます。

3の東尋坊商店街に関しては、『福井大百科事典』にもあるように、

<岩場先端部まで張り出し、著しく景観を乱していた店舗も>(上述の書籍より引用)

昔はあったそうですが、今ではそのあたりもきちんと整理されています。食事処から浜焼き屋、海産物店、土産物店など、各種のお店がそろっていますから、楽しみ方はいろいろ。できれば1と2と3を丸ごと満喫したいですね。

image by: 福井県観光連盟

ちなみに東尋坊の周辺には、休暇村越前三国がある海浜自然公園や越前松島水族館、三国サンセットビーチ、三国港突堤、芦原温泉、芝政ワールドなどもあります。個人的には三国港突堤で眺める夕日が、旅情にひたれて大好きです。福井県はサンセットの美しい海岸が連続していますので、滞在中は天候が許せば、ぜひ夕日も眺めてみてくださいね。

参考

  • ※福井県大百科事典(福井新聞社)
  • ※福井県の地名(平凡社)
  • ※角川日本地名大辞典(角川書店)
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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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