確かにモテますね…海外で恋ゴコロも働く日本人女性のリアル
慣れない海外生活で困ったこととは?
──実際に海外で生活してみて、困った経験などはありましたか?
奥村:留学当初は英語がほぼ話せなかったので、やっぱりコミュニケーションには困りましたね。NYへ留学したとき、空港で優しくしてくれた男性が荷物を数メートル運んでくれたのですが、そのあとにニコニコ笑いながら無言で手を差し出してきたんです。
──それはどういう意味ですか?
奥村:周りの人たちの行動を見て、そのとき初めてチップの文化を知りました。その人は「運んであげたんだからチップくれ」って意味で手を出してきたんだと思います。でも当時はチップの相場を知らなかったので、10ドルくらい渡してしまって…。
──結構な額ですね…。安藤さんはどうですか?
安藤:カナダにいる頃、謎の虫が出てきたときは本当に困りました(笑)
──虫!?
安藤:日本では見たことない透明なムカデのような虫で、いまだに何か分かってないんです。あと実生活でいうと電車がとても困りましたね。
奥村:電車はめっちゃわかります!
安藤:カナダの電車は本当に融通がきかないんですよね!トロントには「TTC」というJR的な電車がメインで、日本のように種類がたくさんありません。日本だと深夜に工事をすると思うんですけど、カナダは白昼堂々と工事するから電車が動かないんです。
──そういうときってどうやって移動するんですか?
安藤:一応、振替バスはあるんですけど、時間が適当すぎて。カナダは電光掲示板で「あと◯分でくる」だけで、日本のように正確な時刻が決まっていません。だからスケジュールを立てられないんです。
──仕事で遅刻とか大変でした?
安藤:交通機関が遅れることはザラなんで、遅刻も何度かありましたね。もちろん遅延証明書なんてありません。
──日本と違って遅延は考慮されないのですか?
安藤:私がいた職場では「遅刻は遅刻、遅れるあなたが悪い」っていう感じでしたね。
──キビシイ…
奥村:安藤さんの言う通りカナダの電車はとても適当な印象があります。ニューヨークにいた頃は、電車の時刻表がないので、慣れてくるとずっと待ちぼうけするのが普通になっていました。でもフランスが一番印象に残ってますね。
──フランスはよく聞きますよね
奥村:フランスはストライキで電車が動かないってことが多々あるので、とても困りました。反対にロンドンが一番しっかりしていたので、時間にとても正確な国だと思います。