日本語って美しい。全国の「字面がカッコイイ」一級河川ランキング
日本全国に流れるたくさんの川たち。そのなかには、その字面を見るだけで「カッコイイ」と思ってしまう、なんともクールなネーミングの川があります。
全国のクールな名前の河川を大調査!
ランキングサイト「gooランキング」では、「字面がカッコイイ日本の一級河川」を調査・ランキング化しました。このランキングにTOP10入りをはたした「字面がカッコイイ日本の一級河川」をご紹介。
日本の河川には「等級」というものが存在し、一級河川と二級河川にわかれているます。主に、国土交通大臣が指定(区間を限定)した河川を一級河川、都道府県知事が指定(区間を限定)した河川を二級河川といいます。今回は、一級河川にクローズアップして紹介します。
第10位 神流川(かんながわ)/群馬県・埼玉県
第10位には、群馬県および埼玉県を流れる利根川水系烏川の第2次支流である「神流川」がランクインしました。
神流川は、群馬県、埼玉県および長野県が境を接する三国山の北麓が源流です。上野ダムの奥神流湖から東に流れを転じ、途中には下久保ダムの神流湖から、群馬県・埼玉県の県境に流れます。
下久保ダム直下の流域は三波石峡と呼ばれ、合流する三波川とともに青緑色で白い縞模様があり、庭石などに利用されている三波石の産地として知られています。
また、かつて、戦国武将である滝川一益と北条氏直が争った「神流川の戦い」があったことでも有名です。
第9位 信濃川(しなのがわ)/新潟県・長野県
第9位にランクインしたのは、「信濃川」です。信濃川は、新潟県および長野県を流れる一級河川で、新潟市で日本海に流れます。このうち信濃川と呼ばれているのは新潟県域のみで、長野県にさかのぼると千曲川(ちくまがわ)と呼称が変わります。
全長は367kmで日本で一番長い川です。また、流域面積は1万1,900平方キロメートルと日本第3位を誇ります。
信濃川周辺には、松之山温泉、諏訪神社といった観光スポットが点在。
新潟県十日町市では、冬になると街中いたるところに雪像が並び、雪像コンクール、雪上茶席、お祭り広場など多くのイベントが行われます。
第8位 神通川(じんずうがわ)/岐阜県・富山県
第8位には岐阜県および富山県を流れる「神通川」がランクインしました。名前の読みは「じんずうがわ」、「じんづうがわ」、「じんつうがわ」と3つあるそうです。
いずれにしても、「神に通じる」という字面はカッコイイですよね。岐阜県高山市の川上岳(かおれだけ)が源流で、飛騨高地のなかを北に流れます。
周辺の観光ポットとしては、富山県のV字型の雄大な景勝地である「神通狭」がおすすめです。ここは、富山県内有数の景勝地で、国道41号線沿いや険しいV字谷、穏やかなダム湖、庵谷峠展望台からの眺めなど、さまざまな場所から美しい景色が望めます。