電車でカタコト♪あの町この町 JR園部駅 ~日本最後の城「園部城」の謎に迫る!

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2019/03/26

平成30年OPENのNEWスポット!園部城・巽櫓内の展示室を見学(要予約)「園部高校」

園部高校敷地内にある巽櫓!実は、なかを見学することができるんです!!
地元だけにとどまらず、バスツアーの観光客も訪れる知る人ぞ知る注目のスポット~。

 写真左から城門、番所、巽櫓の3つの建物が平成29年に文化財に指定。園部高校創立130周年を機に、巽櫓が展示室として蘇りました。城門が園部高校の校門とは、豪華ですね~。

櫓とは、戦の時に天守閣を守る&保管庫の役割をもつ建物で、こちらの巽櫓は二階建ての二重櫓。通常は天守の外観の飾りに付けられる飾り・千鳥破風(赤矢印部分)が、巽櫓にも付けられていることから特に重要な建物で、園部城のシンボルでした。

また、一般的な巽櫓と比べると寺社建築を思わせる優雅な佇まい。その理由は、築城の技術が途絶えてしまった明治時代につくられたから…。
どんな人々が手掛けたお城なのか?気になりますが、わかっていないそうです(泣)。

館内では、園部城や園部高校に関する貴重な資料の数々を収蔵展示しています。1Fには大きなモニターを設置。園部城にまつわる歴史をわかりやすく解説した映像を見ることができます。(希望者のみ)

急な階段を登りきると2Fに。園部城と藩主小出氏に関連する資料を主に展示しています。

先祖が園部城主の御殿医で・・・という住民の方から寄贈されたお宝も。明治の廃藩の時に城主から下賜されたという鯱瓦や香炉などがあります。エピソードを知ると親しみがわいてきますね。

さらに、さまざまな展示品に入っている珍しい家紋にも注目してみましょう。小出家は3つの家紋を使っていました。

なかでも珍しいのが、変額をデザインした家紋。戦で打ち取った首を献じるときに手ごろな台がなかったので、近くの神社にあった扁額を外して、これに乗せて献上したと、小出家に伝承されています。額に「二八」は藩主の曽祖父が戦で敵の首を8つずつ2回挙げたことが由来なんだとか。


先祖の武勇伝を家紋にしてしまうなんて、おもしろい!!

背後の小麦山にも櫓が築造されました。明治20年頃まで櫓が残っていたそうです。

見学の際は必ず園部高校へ事前に電話でご予約くださいね。なお、行事のため見学できない日もあるので要確認でお願いします。

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