やきべん、めんみ、ソラチ…北海道民の身体に染み込む地元の味

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2019/08/13

おやつの時間に出てきた思い出の品たち

月寒あんぱん/株式会社ほんま

創業から100年以上も愛され続ける、株式会社ほんまの「月寒あんぱん」。一般的な菓子パンあんぱんのイメージとは少しちがい、薄めの皮に包まれて、ぎっしり水分少なめの餡が詰まった半生菓子です。パンというよりは、お饅頭カテゴリーに入れた方がしっくりきます。

商品名にある月寒とは、札幌市豊平区にある地区の名前です。その名の通り、総本店が月寒にありますが、札幌市内のスーパーに必ずといっていいほど売られています。

歴史のあるお菓子ということで、ちょっとした手土産にも◎。ということで、年代問わずお家に常備されてた方も多そうですね。

カステーラ(ビタミンカステラ)/高橋製菓株式会社

そして高橋製菓株式会社の「カステーラ(ビタミンカステラ)」。こちら、北海道民が意外と北海道限定だとしらない商品のひとつです。

小さいころよく食べたな〜!なんて道民は多いはず。日持ちするので、北海道在住の家族からの定番の仕送り品でもあります。

安くて栄養価が高いことを目標に製造された商品で、子どものおやつにもってこい。小さなころは大きくて、甘くて、ふかふかで…これがおやつに出されると歓喜していましたが、大人になると少しパサつきが気になります。

しかし北海道限定と知ると、恋しさは増し、帰省のたびに買ってしまいます。

日本一きびだんご/谷田製菓

きびだんごといえば桃太郎。そのゆかりの地である岡山県(吉備の国)で生産が盛んだった穀物「きび」を使用したきびだんごをイメージする方が多いのでは。

しかし北海道にも「日本一きびだんご」があるんです。岡山県の吉備団子とは異なり、こちらは「事が起きる前に備えて、団結して助け合う“起備団合”」として発売され、災害時の非常食としても重宝されています。


北海道の日本一きびだんごは、長方形のもち飴。包みを開けると、オブラートに包まれたきびだんごが!オブラートごと頂くので、手も汚れずささっと食べる事ができます。

優しくてシンプルな甘みが懐かしい。おやつの時間を心待ちにしていた、あのころの自分を思い出します。

北海道民が3ヶ月に1度は無性に食べたくなる…

やきそば弁当/マルちゃん

知名度No.1北海道限定商品の「やきそば弁当」!もうこれは、キングオブ北海道限定。北海道民全員が食べたことがあるのではないでしょうか。

このやきそば弁当が東京のどこを探しても無かった上京当初、とても心細くなったことを覚えています。

そして上京してからできた友人に、「カップやきそばならペ○ングがあるじゃん」といわれ、生まれて初めてやきそば弁当以外のカップやきそばを食べたときの物足りなさは忘れません。「えっ?スープ付いてないの?」と。そうです、やきそば弁当にはスープが付いているのです。

いまやこんなに多くの種類が。いまだに届く実家からの仕送りにも、必ず3つほど入っています。日持ちもしますし、何より簡単に美味しい焼きそば(しかもスープ付き)を食べられるので、仕送りに入っているとやったー!と喜んでしまう品です。

今回は、地元を離れて上京して、無性に恋しくなる北海道の味たちを紹介しました。北海道には多くのご当地調味料もあるので、遊びに行く際は観光地だけでなく、スーパーものぞいてみると新しい発見があるかもしれませんよ。

  • image by:遠藤チサト
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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北国生まれのAB型。インスタ映えに命をかけるミーハー女子。デートで「何食べたい?」と言われたら必ず「お肉」と回答。トレンドに忠実に楽しいことばかり選択するゆとりライター。

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