城めぐり愛好家が愛する、一度は行きたい「海城・湖城」TOP10【2019】

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2019/10/22

日本にはかつて、2万5000もの城があったとされています。現在、建物として天守がある城は約90城程度ですが、城郭の一部を残すだけのものも含めて一般的に見学できる城の数は約200城ほどだといわれています。

日本人として城に興味を持つ人は多いはず。しかしながら、小難しそうで知識がついていけなかったり、どこからはじめればよいのか迷ってしまう、ということもあるのでは。そんな人たちにぜひ見てほしい、ランキングがあるのです。

城好き・城めぐり愛好家のためのサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社は、「城めぐり初心者の旅行先にオススメの全国お城ランキング2019」を発表しました。2018年まではベスト3を選ぶのみでしたが、2019年は「平城・陣屋」、「山城・平山城」、「海城・湖城」の3部門の切り口を設けて、初心者におすすめの城を紹介しています。

この記事では、3部門から「海城・湖城」のランキングをピックアップして見ていきましょう。

第10位 三原城/広島県

image by:photoAC

三原城」は1567(永禄10)年、毛利元就の三男の小早川隆景が、三原湾の小島などをつないだ埋め立て地に築き始めたといわれています。満潮時に城が海に浮かぶように見えたことから、「浮城」ともよばれています。

当時の広さは東西約900m、南北約700m。本丸・二之丸・三之丸にわかれ、32の櫓と14の門がありましたが、現在は天守台や舟入櫓の一部しか残っていません。

しかし天守台は広島城の天守が6つ入る広さで、これは日本有数です。また石垣にはアブリ積みという工法が使われており、その美しさが注目されています。

第8位 唐津城/佐賀県

image by:Shutterstock.com

唐津城」は、豊臣秀吉の家臣だった寺沢広高が、1602(慶長7)年から7年かけて築きました。満島山を本丸としていた平山城ですが、唐津湾に面しているので海城ともいえます。

また東西に広がる松原が翼を広げた鶴のように見えることから「舞鶴城」ともよばれています。城は本丸、二の丸、三の丸、外曲輪にわかれており、築城したころ天守はありませんでした。


現在の天守は1966(昭和41)年に建てられたもので、内部は博物館になっています。

第8位 中津城/大分県

中津城 image by:AnthonyTan1985 / Shutterstock.com

同じく第8位に選ばれた「中津城」は周防灘と中津川に面しており、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて、まず黒田孝高、次に細川忠興が築城しました。

潮の干満に伴い堀の水位が上下する水城で、高松城、今治城とともに日本三大水城のひとつといわれています。天守は1964(昭和39)年に建てられたもので、内部は博物館になっています。

石垣は築城当時のものが残っており、黒田時代と細川時代とでは石の形や加工のしかたが違うため、お城ファンの関心を集めています。


第7位 能島城/愛媛県

image by:いよ観ネット

能島は瀬戸内海にある周囲720m、面積1.5ヘクタールの島で、南北朝時代から戦国時代にかけて活躍した能島村上水軍の海城がありました。城は島の頂上を削って本丸とし、その下の東西南の三面を二の丸としました。

島の海岸の岩礁部には多くの円柱穴の跡があり、桟橋の遺構といわれています。また隣りの鯛崎島の能島側にも円柱穴の跡があり、能島と連絡するための何かがあったのではないかと考えられています。

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