次回の春節に期待?中国人が注目する日本の「観光地」ランキング
2023(令和5)年1月21日から始まった「春節」。中国では久しぶりに行動制限のない大型連休が始まり、さらに2月6日からは一部の国に限り、団体の海外旅行が解禁となります。
ただ、距離的にも近い日本は含まれておらず、以前のような多くの中国人が訪れる日はまだ遠い予想です。そんな多くの中国人が訪れていた日本ですが、これからは一体どんな場所が注目を集め、どんなグルメが人気になっていくのでしょうか。
今回は、中国で圧倒的な検索シェア率を誇るインターネット検索エンジン「百度(バイドゥ)」が過去に発表した、「訪日中国人の百度検索動向ランキング」をもとに、注目されていた観光名所などをご紹介していきます。
今後、訪日中国人の関心はどこに向くのか、過去のデータから予想してみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
北海道が1位に。関東周辺も注目大?
都道府県検索ランキング
- 第1位 北海道
- 第2位 東京都
- 第3位 京都府
- 第4位 沖縄県
- 第5位 大阪府
まずは「都道府県ランキング」からご紹介していきます。この度、数々の観光地から1位に輝いたのは「北海道」でした。過去2017年より2年連続首位にランクインしていた「大阪府」をおさえ、堂々の1位を獲得しています。
もちろん中国にもスキー場はありますが、雪質がよく周辺施設も充実している日本のスキー場への関心が高く、旅行記などでも度々紹介されているのだとか。
一方、これまで注目されていた「大阪」は5位に。しかしながら「心斎橋」や「梅田」など買い物エリアの検索数は依然として多く、ショッピングが好きな中国人の定番観光地であることに間違いないでしょう。
「河口湖」が第1位!富士山周辺は安定の人気
観光地・名所検索ランキング
- 第1位 河口湖
- 第2位 富士山
- 第3位 東京スカイツリー
- 第4位 皇居
- 第5位 お台場
「観光地・名所検索ランキング」では、富士五湖のひとつである「河口湖」が1位に。2位は「富士山」がランクイン。上位を富士山周辺地が独占するなど、富士山麓の観光は安定した人気があるといえるでしょう。
富士五湖観光の玄関口である河口湖駅の周辺一帯は、もとより外国人観光客が多く、月間乗降客数の約半数が外国人なんて月もあるのだそう。
なかでも中国人の割合が圧倒的なことから、近隣の施設や売店は中国国内で高いシェアを誇るモバイル決済サービス「WeChat Pay」を積極的に採用。富士急行株式会社も、富士急ハイランドをはじめとする富士急グループ29施設で同サービスを正式導入しています。