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京都・京北発、お取り寄せもできる「究極の発酵食品」

KYOTO SIDE
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2020/02/09

京北の郷土食を全国に広めて地域ブランドを確立したい

山国さきがけセンターの代表取締役・田中章仁(あきひろ)さんにお話をおうかがいしました。

―――京北生まれ、京北育ちの田中さんに質問です。京北は納豆発祥の地のひとつといわれていますが、子どものころから納豆を食べていました?

もちろん、いつも食べていましたよ。昔はこのあたりが基本的に自給自足だったので、納豆や味噌、醤油は自家製。各家に醸造する部屋がありました。

稲わらに納豆菌がいるので、「わらつと」という稲わらを束ねたものに大豆の煮豆を入れておくと、納豆になるんです。今でも京北の家庭では、わらつと納豆を作っているところもありますよ。

減農薬で手塩にかけて育てられる大豆。きれいな水と澄んだ空気も美味しさの秘訣

――――昔の関西人はあまり納豆を食べる習慣がないイメージで、さらに京都の人でも京北と納豆がリンクしないかなと。

昔から自分の家で食べる分だけ作るだけで、売ろうって人がいなかったからなのか、納豆や納豆もちが京北の郷土食であり特産品ということはあまり知られていませんよね。京北にしかない食文化をぜひ知っていただきたいですね。

できたてほやほやの納豆餅「あみがさ」。イベント時は搗き立てを販売

―――まさに知る人ぞ知る郷土食ですね。会社の成り立ちを教えてください。

山国さきがけセンターは、京北の特産品で町を活性化させるために、地元の人々によって立ち上げられた会社です。今年で創業20年。いまでは約30名のスタッフを抱える地元企業となりました。原材料の生産から加工製造、販売までほぼ一貫して(6次産業化)京北でがんばっています。

大豆の品種はサチユタカやハツサヤカを主に栽培

―――美味しさの秘訣は?


手間暇かけて育てた原材料を地元に伝わる昔ながらの製法で加工・製造し、安心・安全な体にやさしくかつ美味しい発酵食品や郷土料理に仕上げています。テレビでも紹介されたり、大手スーパーからの大口の注文が入ったりと、徐々にファンも増えてきているので地域ブランドとしての手ごたえを少しずつ感じています。

山国さきがけセンターでは水稲(すいとう)と大豆を作る

―――今後の目標は?

やはり、もっともっと京北の発酵食品や郷土食の魅力を全国の方に知っていただき、地域を元気にしたいですね。そして個人的には、何度も京北に足を運んでいただけるような農業体験イベントもやっていけたらいいなと思います。

京都・京北が納豆発祥の地!?

京北エリアってどんなとこ?

京都駅から北へ約30キロ(車で約1時間)、京都市右京区京北は人口約5,000人。「北山杉の産地」として知られています。

土地面積は大阪市とほぼ同じで、森林が9割を占めています。ありのままの雄大な自然が残る場所でありながらも、京都市街地までは40分ほど。気軽に里山暮らしを楽しめる便利な田舎です。

「納豆もち」は平安時代から京北のソウルフードだった

京北では納豆は伝統食とされ、正月はお雑煮ではなく納豆もちを祝いもちとして食べる風習が残っています。

納豆餅の起源は平安時代とも。平安京遷都にともない御所を造営するための木材を、京北の山々から切り出した木こりや、木材を京へと運搬する筏師がお弁当として携行していたのが「納豆もち」といわれています。

また、幕末の戊辰戦争で官軍側につき活躍した山国村の農兵隊「山国隊」も、郷土食として好んで食べていたんだとか。

海あり森あり茶畑あり…と、自然の恵みいっぱいの京都府には、まだまだ地元の人しか知らない郷土食が数えきれないほどあるはずです!これからもどんどん発掘していきますので、みなさんの情報お待ちしています。

【Information】

山国さきがけセンター

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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