それは、誰も知らない。不思議なパワスポが集う静岡県「大瀬崎」へ
海に囲まれた、謎深い淡水の自然池「神池」
「神池」は、大瀬崎の先端に位置する池です。周囲を海に囲まれ、海と最も近い場所はわずか20m。さらに、この池に流れ込む川などが無いという条件にありながら、その水質が“淡水”である事から伊豆の七不思議のひとつともいわれています。
ちなみに、伊豆七不思議は以下の通り。
- ・大瀬明神の神池
- ・堂ヶ島のゆるぎ橋
- ・石廊崎権現の帆柱
- ・手石の阿弥陀三尊
- ・河津の酒精進鳥精進
- ・独鈷の湯
- ・函南のこだま石
大瀬崎は684(白鳳13)年の大地震で海底が隆起して出来た琵琶島と呼ばれた島が、海流によって運ばれた土砂などによって陸と繋がったことで、現在の姿になったといわれています。
また、この地域は大瀬崎火山があったことから、神池には大瀬崎火山の溶岩層のなかを流れる伏流水が湧いているという説もあるんだとか。
つまりこの神池はカルデラの可能性もある…ということなのでしょうか。非常に気になるその詳細ですが、神池は大瀬神社の境内にあり神が住む池であるということから、池底の様子はもちろん、水深や水質調査すら行う事が禁止されている神秘の池なのです。
調べることすらできない池がなぜ“淡水”であると言い切れるのか。それはこの池に多くのフナやコイなどの淡水魚が生息しているからです。実際私が訪れたときも池の淵には多くのコイが集まって来ていました。
すぐ隣には海があるにも関わらず、突堤の先にある自然の池には淡水魚が生息している…なんとも不思議な光景ですよね。
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