古き良きニッポンの原風景。街を彩る「乗ってみたい路面電車」TOP10

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2020/06/27

かつて昭和の時代には、いたる町の道路を走っていた路面電車。別名「チンチン電車」という愛称で親しまれており、これは停車するときに「チンチン」と2回ほど鐘を鳴らすことから由来しています。

時代の流れや近代化とともにいまでは、ずいぶん見かける街も少なくなってきました。全国でもわずか18都市でしか運行されていません(2020年時点)。

そんな路面電車について、ウェイブダッシュが運営するみんなでつくる地域応援サイト「生活ガイド.com」は、「乗ってみたい・みてみたい 路面電車ランキング」を発表しました。今回は、そのランキングをもとに全国にある「乗ってみたい路面電車」TOP10をご紹介します。

※お出かけの際は3密に注意の上、新型コロナウィルスの国内情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

第10位 札幌市交通局 札幌市電/北海道札幌市

image by:dboystudio / Shutterstock.com

まず、第10位には北海道札幌市を走る「札幌市交通局 札幌市電」がランクインしました。

その歴史は古く、1909(明治42)年に建築用石材である「札幌軟石」を運ぶためにスタートしました。以後、1927(昭和2)年に市営化され、ピーク時には札幌市内を総延長25kmもの距離を運行。

除雪中の「ササラ電車」image by:photoAC

現在では、地下鉄の発展などにより8.905kmしか走っていません。しかし、冬に市内の除雪をする「ササラ電車」が注目されてきており、札幌市の風物詩として人気を集めています。

第9位 函館市企業局交通部 函館市電/北海道函館市

image by:PangJee_S / Shutterstock.com

第9位には同じく北海道の函館市を走る「函館市企業局交通部 函館市電」がランクインしました。元町、ベイエリア、五稜郭といった函館の名所を巡るには、便利な交通手段として人気があります。

image by:Neptunestock / Shutterstock.com

歴史は明治時代の馬車鉄道に遡ります。1913(大正2)年からは路面電車となり、以来100年以上も市内を駆けめぐっています。

車両のデザインもレトロなものから近代的なものまでさまざまなものがあるのが特徴。函館の観光には欠かせない足といわれています。


第7位 豊橋鉄道 豊橋市内線/愛知県豊橋市

image by:photoAC

第7位にランクインしたのは愛知県豊橋市の「豊橋鉄道 豊橋市内線」です。豊橋の中心部と住宅地の5.4kmを結んでいます。

前述したように、次々と消えていく路面電車ですが、豊橋市は路面電車を活性化しようとセンターポールを建てたり、路面電車が利用できる買いもの切符プレゼントを推進したりさまざまな取り組みを行なっています。

そのかいあって、豊橋市民からは「市電(しでん)」の愛称で親しまれており、豊橋市のシンボルとなっているのです。

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