この時期だけの魅力がある。大分県の旬なアクティビティ&グルメ
鯉のぼりの中に入れる「日本童話祭」
大分県には、ちょっぴり変わったお祭りもあるのです。「日本童話祭」は、「日本のアンデルセン」と称される玖珠町出身の口演童話家・久留島武彦氏のお話活動50年の功績をたたえ、子どもと大人が一緒になってつくる「子どもの祭」として、1950年から続いているという、地域に根付いたイベントです。
町内のふたつの会場で開催されており、三島会場では地域の方々が中心となった「モノづくり体験もの」や「ふるまい」などのブースが多数あり、地元のかたとコミュニケーションをとりながら、アットホームな雰囲気を楽しむことができます。
河川敷会場では、全長60mの巨大こいのぼりくぐりや、子どもだけが参加できる「魚つかみ大会」も。会場内に「焼き場」が設けられており、子どもたちが獲った魚をその場で焼いて食べることができます。
そのほかにも消防車やパトカー、戦車までもが展示される「はたらくくるま」コーナーなど、子どもたちが自由に楽しめるブースが盛りだくさんのイベントです。
- 大分県玖珠郡玖珠町大字帆足268-5
- 0973-72-7151
- 開催日:2020年5月5日(火)
- 玖珠町公式サイト
- 問い合わせ先:玖珠町企画商工観光課観光振興班
将軍にも献上された名物「殿様魚」
遊びに続いてチェックしておきたいのが、大分県ならではのグルメです。日出町にある日出城址の下に広がる海に生息し、江戸時代には、江戸の将軍にも献上されたため「殿様魚」と称されていたお魚があります。
海底から真水が湧き出している海域があり、そこで獲れるマコガレイは泥臭さが無く、非常に美味だったことから、日出産のマコガレイを「城下かれい」と呼ぶようになりました。
そんな城下かれいの刺身は、ほのかに甘みを伴い、舌にまとわりつくような柔らかさでありながらも、奥歯でかみしめるとしっかりと歯ごたえがあり、非常においしい一品に。
刺身だけでなく天ぷら、煮付けなどどんな料理でも美味しさが引き立つ城下かれいは、4月~9月ごろにかけてがシーズンで、特に5~7月ごろが最も美味しい時期といわれます。
- 漁獲地:大分県速見郡日出町
- 0977-73-3111(日出町役場)
- 旬時期:5月~7月
絶景を見ながら楽しめるご当地グルメ「宇佐どじょうバーガー」
大分県にはちょっぴり挑戦してみたくなるB級グルメも。「バーガーショップUSA」では、どじょうのさくさくフライに特製ソースを巧みに合わせられた「宇佐どじょうバーガー」がおすすめ。
ジューシーな豚肉パティに味一ねぎを練りこみ、トッピングにもねぎをたっぷり乗せた「ねぎ豚burger」も絶品メニューのひとつです。
近くの国道387号線から望む西椎屋地区の棚田の景観が、空中都市と呼ばれている世界遺産の南米ペルーのマチュピチュにそっくりなことから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれるようになったという、話題の眺めも必見です。
- 大分県宇佐市院内町温見494
- 090-6896-5623
現地だからこそ知ることのできるコアな情報に心が躍る大分県。新型コロナウイルスが落ち着いたころには、自然と一緒に過ごしながらおいしいグルメを味わう、大分の旅を計画してみてはいかがでしょうか。