世界に誇る芸術作品。有名建築家が設計した日本全国「美しい駅」8選
京都駅/京都府京都市

京都は1000年以上も昔に「平安京」として開かれた街です。そんな京都の玄関口である「京都駅」の駅舎は、平安京の街路網をコンセプトにしています。
乗客数も多く、1日平均の乗降人員が各社合計で70万人を超えるほど。第1回「近畿の駅百選」にも選定されています。
設計したのは梅田スカイビル、札幌ドームをはじめさまざまな建築物を手がけている建築家の原広司(はら ひろし)氏です。

目につくのは中央コンコースの巨大な吹き抜け空間。ここは映画『ガメラ3 邪神覚醒』では、ガメラと対戦怪獣の決戦の舞台になりました。
由布院駅/大分県由布市

温泉で有名な大分県由布市にある「由布院駅」もなかなかの見ものです。JR九州久大本線の駅である同駅の駅舎を設計したのは、大分県出身の建築家の磯崎新(いそざき あらた)氏。
黒一色で統一された外観は礼拝堂をモチーフで、ロビーは高さ12mの吹き抜けになっていて改札口がないのが特徴です。

由布院温泉にも近く、周辺には「大分川」「金鱗湖」「わたくし美術館」「九州自動車歴史館」「岩下コレクション」といった観光スポットがあるため多くの観光客に親しまれています。
熊本駅/熊本県熊本市

熊本県熊本市西区にあるJR九州の「熊本駅」は2019年3月に完成した駅で、設計を担当したのは安藤忠雄(あんどう ただお)氏です。外観は熊本城の石垣「武者返し」をモチーフにしており、スタイリッシュでありながらも日本の伝統を感じさせるデザインとなっています。

駅高架下にある「肥後よかモン市場」という商業施設には、馬肉料理や熊本ラーメンを楽しめる飲食店やお土産店が並んでいます。帰りの電車を待つ時間に立ち寄りやすいのではないでしょうか。
今回は、世界的に有名な建築家が手がけた日本の美しい駅をご紹介してきました。どれも魅力的な駅ばかりで、見るだけでも楽しめる美しさです。皆さんも各地を訪れた際は、有名建築家の芸術作品に触れてみてはいかがでしょうか。
- image by:Manuel Ascanio / Shutterstock.com
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- ※本文内容を一部修正しました(2020/10/08)。