なぜ日本が最下位?上司の理解、人手不足…「有給取得」世界19カ国比較
若い世代ほど「休み不足」を感じている?
「上司が有給休暇を取得することに協力的か」という質問では、日本人の「協力的」という回答は53%に。ここでも、世界で最も低い数値となっています。
2018年の調査の43%から10%上昇したことから、有給休暇取得の義務化が良い方向に働いていると考えられますが、いまだに協力的なのは半数ほどと考えると、世界の国々とは休みについて大きな意識の違いがあるといえそうです。
「休み不足を感じていますか」という質問では、50歳以上のシニア世代と35歳以上~49歳までのミドル世代では約5割となりましたが、18歳~34歳のヤング世代は約7割と、若い世代が現状に疑問を抱いていることがよくわかります。
インターネットの普及やSNSの発展により、世界の同世代の様子が日々手に取るようにわかることもあり、自分たちとの違いをリアルに感じられるのかもしれません。
「休暇が仕事に与える影響は?」という質問では、18歳~34歳のヤング世代は「より前向きな姿勢になれる」(60%)「仕事に対するモチベーションが上がる」(62%)が多くの支持を集めました。
ヤング世代は上の世代と比較し「より多くの休暇をもらえるなら仕事を変えてもよい」という回答も大きな支持を集めるなど、35歳以上の人達と比べ「休暇は仕事に良い影響を与える」という意識があり、ワークライフバランスを重視した仕事の選択をする人が多いといえます。
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