世界の魚たちが集結!ビッグすぎる北海道「サケのふるさと千歳水族館」
4. カイツブリ水槽
淡水魚だけでなく、この施設の人気者「カイツブリ」がのんびり泳ぐ姿を見ることもできます。
姿形がとても愛らしく、水中のえさを捉えるシーンに出くわしたときには、周囲から「カワイイ」という歓声も上がっていました!
5. 世界の淡水魚ゾーン
ここからは北海道を飛び出して、南米やアフリカ、東南アジアなどワールドワイドに!
世界各地の淡水魚たちを見ることができるスペースでは、アマゾン川に生息する「エイ」や「アリゲーターガー」など視覚的に少し怖さがある生き物から、時々、水鉄砲を撃って驚かせてくれるらしいイタズラっ子な「テッポウウオ」など、バラエティーに富んだ顔ぶれが並びます。
6. 千歳川水中観察ゾーン
そしてこの施設のハイライトは、施設に隣接する千歳川の水中をそのままガラス越しに見ることができる「水中観察ゾーン」です。
川の中を直接見ることができる水族館は、同館が世界初だそう。春はサケの稚魚の旅立ち、夏は産卵、そして秋はサケの遡上と、訪れた四季それぞれの千歳川の姿を観察できるのがポイント。
千歳川で生まれたサケはその後、千歳川を出て日本海に入り、稚内方面をはるか北上して旅に出るそうです。その後数年たって、産卵と子作りのためにまた地元の千歳川まで戻ってくるのです。
「遥か北上したサケが、どうして再度迷わずに千歳川まで戻ってくることができるのか」という理由には諸説あるようですが、有力なのは「とてつもなく鼻が効くから」だそう。
このようなウンチクや知識を学ぶことができる「展示・学習ゾーン」や、この水族館だけでしか購入することのできないオリジナルグッズの品ぞろえが豊富な「お土産物ゾーン」なども、ぜひ足を運んでみたいスペースです。
通常展示だけでなく、四季を通じてさまざまな期間限定のイベントを行っている「サケのふるさと千歳水族館」ですが、やはり人気の時期はサケが産卵のために千歳川に戻ってくる秋の時期(北海道でいう秋とは、10月初旬を指します)とのこと。
この時期の千歳川水中観察ゾーンでは、窓一面に銀色に光る大きなサケの姿が確認できるそうです。
筆者が訪れた2020年8月は、新型コロナウイルスの影響が色濃く残り、まだまだ館内の来場者も少ないなと感じました。
ですが例年の夏休み時期は、地元のかたはもちろん、自由研究のテーマにしようとするお子さま連れの本州の観光客などで、満員になるそうです。
観光客の消費が大きなウエイトを占める北海道の経済の状況を踏まえると、たくさんのサケたちが戻ってくる10月には、訪れる観光客の数も元通りになっていればいいなと感じざるを得ない、今回の滞在でした。
- サケのふるさと千歳水族館
- 北海道千歳市花園2-312
- JR千歳駅から徒歩約10分
- 大人 800円/高校生 500円/小・中学生 300円
- 定休日:年末年始(2020年12月29日~2021年1月1日)/メンテナンス休館(2021年1月14日~31日)
- 9:00~17:00(年末年始を除く毎日)
- https://chitose-aq.jp/
- image by:Haru
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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