働き方に変化はあったのか?コロナ禍での「ワーケーション」に関するリアルな声
「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語「ワーケーション」。仕事と休暇を両立するこのスタイルが、新型コロナウイルスの猛威下でさらにメジャーとなり、日本でも取り入れる人が増加しています。
この度、世界大手総合旅行ブランドのひとつ「エクスペディア」が、全国の男女400人に「ワーケーション」について調査を行いました。
withコロナ時代の新しい旅行スタイルについて、日本ではいまどのように捉えられているのか、リアルな声をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
認知度は上がっているものの、経験者はごく少数
「Go To トラベルキャンペーン」の開始以降、手軽な料金でホテルが利用しやすいこともあり、ますます「ワーケーション」に挑戦しやすくなっている現在。仕事が休めない平日でも、ワーケーションとして両立すれば可能となります。
混雑している上に料金が高くなる週末と比較しても、平日はメリットが多々。
普段と違う環境で、ジムやスパを利用したり好きな時間に入浴したりと、気分転換しながら働くことができるのも、仕事の効率化に功を奏すると考えられます。
「ワーケーションを知っていますか?」という質問では、54%が「知っている」と回答。半数以上という認知率の高さとなりました。
2020年7月に政府から「普及を目指す」という方針が示されたことで話題となったことも背景にあると見られています。
年代別に見ても、20代が若干多くなっているものの、そこまで差が生まれていないのも特徴。
50代もまだまだ働き盛りのかたが多い年代であり、「働き方」に関してはアンテナを張りめぐらせているのかもしれません。
「ワーケーションをしたことがありますか?」という質問では、「ある」が16%というごく少数に留まる結果となりました。日本人の性質もあり、旅行スタイルとしてすぐに取り入れるのは難しいのかもしれません。
一方、年代別を見てみると20代で27%が「ある」と回答。若者世代からの広がりが期待できる数字ですが、会社のシステムや働き方、職業にも昔よりさらに多様性が出てきていることも功を奏しているかもしれません。