いま、世界遺産・白川郷が穴場。古き良き「合掌造り」で静かな宿泊体験を

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2021/06/23

「ユネスコ世界遺産」への登録を皮切りに、世界的に注目される観光スポットとなった岐阜県の「白川郷」。

日本で古来より受け継がれてきた「合掌造り」の家々が現在もそのままの姿で残り、まるで昔にタイムスリップしたような光景が広がっています。

新型コロナウイルスの流行により、国内外の観光に大きな影響が表れている今日このごろ、白川郷にも変化が。

コロナ禍の前と後でどのような変化が起きているのか、そして今だからこそ味わえる白川郷の魅力についてをお届けします。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

いましか出会えない「白川郷」の静かな絶景の世界

image by:PR TIMES

2020年の初頭から、全世界を緊急事態へと陥れた新型コロナウイルスの流行。

日常生活もままならないなか、旅行をはじめとする娯楽やエンターテイメント、観光を主とする各地の名所も大きな影響を受けています。

岐阜県を代表する観光名所「白川郷」もそのひとつ。見事に現存している「合掌造り」の家々が美しい光景を生んでいる白川郷は、その絶景からユネスコ世界遺産に選出され、岐阜県を超えて日本を代表する名所として世界中に知られる存在となりました。

その人気は、2019年時点で国内外から年間216万人が訪れているという驚愕の記録に。

景色は多数の観光客で常時混雑するようになり、「オーバーツーリズム先進地」としてさまざまなメディアが扱うほどとなっていました。


image by:PR TIMES

残念なことに誰もがマナーを守るわけではなく、人が多くなるとさまざまな問題が噴出。

写真撮影に集中するあまり私有地へ入ってしまったりと、いまも日々の暮らしを送るかたがいる白川郷が、古き良きのどかな日本の雰囲気を失ってしまっていたそう。

観光地として「消費される」状況となり、白川郷という地域が許容できる客数をはるかにオーバーしてしまっていたのが現実といい、コロナ禍によって打撃を受けるというよりも、良い面も大いに生まれているようです。

image by:PR TIMES

それが、訪問者数の減少によって取り戻された「落ち着き」。

メインの通りも人がいなくなり、オーバーツーリズムとなる以前の風情があふれ、白川郷の魅力がより引き立つ光景に出会うことができるようになったのです。

とはいえ、観光客をメインとするお土産物屋さんをはじめ、飲食店や宿泊施設が経営難となっているという面も。

かつてのような静けさが訪れたことで、暮らす方々の生活も落ち着きが戻るなどメリットも多いながらも、バランスの難しさが問われています。

そこで「コロナによりその地域らしさを取り戻し、観光地としてのあり方持続可能性について考える機会となっているのではないでしょうか」と、白川郷の魅力を伝える「合掌ホールディングス」は語り、いまだからこそ体験できるプランを提案しました。

image by:PR TIMES

光景を目にするだけでなく、昔ながらの「合掌民宿」へと宿泊しながら実際に生活体験をしてこそ、ますます奥深さに触れられるというもの。忙しい日常とは全く違う、白川郷でのゆったりと穏やかに過ごす時間は格別です。

早朝は茅葺きの屋根たちからフワフワと湯気が立ちのぼり、昼間は縁側へ腰を下ろして涼を感じ、夜は温泉へと足を運んでから、満天の星空を眺めながら帰ったりと、それはまるで2021年とは思えない極上のひととき。

image by:PR TIMES

食事は土地の恵みをふんだんに使った郷土料理を味わうことができ、素朴な魅力を存分に感じられる合掌造りへの宿泊。

コロナ禍ということもあり、宿泊人数の制限や検温、除菌清掃をはじめとした感染予防対策も万全。

白川郷というと、真っ白に染まった壮麗な雪景色が印象的です。しかしながら、新緑の季節を迎え夏へと向かう村は、打って変わって澄んだ緑の世界へと変身。

まるで物語の中へ入り込んだような、心を打たれる完璧な絶景に出会うことができるのではないでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by: Shutterstock.com
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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