大きさだけが自慢じゃない!? 京都府内の巨大な◯◯に注目!
魔除けパワーを宿す“日本一の鬼瓦”
大江山平成の大鬼@福知山市
丹波と丹後の国境にまたがる大江山は、能の曲目「大江山」などで知られる酒呑童子の伝説をはじめ、数々の鬼伝説が残る“鬼の本場”。
麓にある大江地域には、国内外の鬼の文化・芸能を展示する「日本の鬼の交流博物館」があり、そこで温かく(?)出迎えてくれるのが、高さ5m、重さ10トンにおよぶ超ビッグサイズの鬼瓦「大江山平成の大鬼」です!
平成5(1993)年の博物館オープンの翌年に誕生したこの鬼瓦は、「日本鬼師の会」に所属する全国の鬼瓦職人が、顔を130のパーツに分けて、各産地の土と焼成技法で作り、現場でつなぎ合わせた超大作。以来、日本一の鬼瓦としてこの地に君臨しています。
鬼は古来、“魔なるもの”として畏れられてきただけでなく、魔除けのパワーがあると信じられてきました。そこで人々は、鬼の顔を象った鬼瓦を屋根の端などに取り付け、無病息災や家内安全を願ったのです。
館内には、そうした鬼瓦のルーツや造形のうつり変わりをわかりやすく紹介するコーナーも設けられているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
▶悪しく美しく愛おしい……京都に伝わる鬼の伝承【福知山市・宮津市・京都市】
■■INFORMATION■■
大江山平成の大鬼(日本の鬼の交流博物館)
住所:京都府福知山市大江町佛性寺909
電話:0773-56-1996
時間:9:00〜17:00(入館〜16:30)
定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
料金:330円(高校生 220円/小中学生 160円)
駐車場:有
※緊急事態宣言発令中は休館となります。
子ども想いのまちづくりから生まれた個性派遊具
木馬公園@木津川市
けいはんな学研都市の中心部に位置する「木津川台」という地域には、知る人ぞ知るユニークな公園があるんです。高さ10mを超える、巨大な木馬型遊具が設置されていることから「木馬公園」と名付けられています。
木馬の胴体右側にはジャングルジム、左側にはハシゴが付いており、背中の通路を伝って左右の行き来も自在。さらに尾の部分のすべり台からスルスル〜ッと一気に降りることもできちゃいます。対象年齢6〜12歳のちびっ子なら、エンジョイしてくれること間違いなしですよ。
木津川台にはほかにも、舟の形をした遊具が目玉の「川舟公園」や、長いすべり台がある「木津川台公園」など、遊具にこだわった公園が多数点在しています。
今から30年ほど前、この地域が「近鉄ニュータウン木津川台」として開かれた際、「子どもに親しみを持ってもらえるような遊具を設置しよう!」を合言葉に、新しい公園づくりが進められたのだそうです。巨大木馬の見物がてら、木津川台の公園めぐりをしてみてはいかがでしょう?
■■INFORMATION■■
木馬公園
住所:京都府木津川市木津川台1丁目23番地1
電話:0774-75-1221(木津川市役所 管理課)
時間:入場自由
駐車場:無
- source:KYOTO SIDE
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