夕日も海もご利益も。特別な絶景が待つ名勝「桜井二見ヶ浦」の魅力
福岡市から車で約1時間ほどの場所に位置する糸島市。糸島市の中心は、玄界灘に突き出した糸島半島で、北西部に美しい海岸線が広がり観光地として高い人気を誇っています。
糸島市の海岸「桜井二見ヶ浦(さくらいふたみがうら)」は、「日本の渚100選」や「日本の夕陽百選」にも選出されている福岡を代表する名勝。
美しい浜辺の周辺にはおしゃれなカフェやフォトジェニックなスポットが数多くあります。今回は美しい海とその周辺の観光スポットをご紹介しましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
糸島市はどんなところ?
美味しいグルメにショッピング、たくさんの観光スポットが人気の福岡市。そんな福岡市の北西部にあるのが糸島市です。福岡に住む人々の間ではとてもよく知られた絶景スポットである糸島市は、近年SNSなどでその美しさが知られるようになり、福岡観光とともに訪れる人が増えました。
糸島市は海あり、山ありの自然に恵まれた美しい街です。特に海岸線は、日本のハワイと呼ばれるほど青く鮮やかな海が広がり、サイクリングやドライブで訪れるにはぴったりの絶景。晴れた日には季節を問わず真っ青な海が広がり、玄界灘のダイナミックな景色が楽しめます。
名勝「桜井二見ヶ浦」の魅力
糸島市を代表するスポットといえばやはり桜井二見ヶ浦は外せません。糸島市を訪れるかたの多くは、この美しい景色を見ようと海岸線を訪れます。
海の中に建てられた真っ白な鳥居と青い海のコントラストが美しい同所は、すぐ側にご鎮座する「櫻井神社」の社地で、パワースポットとしても有名です。
1.縁結びのパワースポット
白い鳥居のその奥に見えるのが、しめ縄で繋がれた2つの大きな岩です。海岸から約150mの場所にご鎮座しているこの岩は「夫婦岩」と呼ばれ、この風景は昔から神聖な場所として知られています。2つの岩を繋ぐしめ縄は、毎年5月初旬の「夫婦岩の大注連縄掛祭」という神事の際にかけ替えられています。
並んでご鎮座する夫婦岩はその名の通り、縁結びや夫婦円満のご利益があるそう。昔の人々は神聖な雰囲気の漂うこの桜井二見ヶ浦を「竜宮への入り口」と呼んでいたのだとか。
2.夏至のころは絶景のチャンス!
どの季節に訪れてもその美しさは変わりませんが、特別に美しい季節は例年6月の夏至のころ。夏至の日は、桜井二見ヶ浦にとって特別な日で、夕日が夫婦岩のちょうど真ん中から沈んでいく景色が見られます。
岩を正面から見ることができれば、オレンジ色に輝く太陽が岩の真ん中へと消えていく絶景に出会うことができますよ。
神道・神社にとって、太陽というのはとても重要な存在です。その太陽が沈む場所が岩の真ん中に来るというのはとても神聖で重要な風景というわけですね。美しいだけではない、神々しい雰囲気も感じられるのが桜井二見ヶ浦の人気の秘密です。
夫婦岩の前に建てられた真っ白な鳥居も通常の鳥居とは異なるかたちをしています。「櫻井型神明造両袖構」と呼ばれる形はとても珍しいので注目してくださいね。
3.展望台からの景色もおすすめ!
駐車場から海岸へ続く途中は夫婦岩、鳥居、そして大海原を見渡せる展望台が設けられています。
夕陽を見る場合は混雑している海岸に降りてしまうよりも、少し離れた展望台から絶景を眺める方が良い景色が見られるのでおすすめ。海に沈んでゆくオレンジの太陽、赤く染まる海はとても幻想的です。
人気スポットということで気になるのが駐車場です。桜井二見ヶ浦は県道54号線、通称「サンセットロード」と呼ばれる道路沿いにあります。
その名の通り夕陽の美しいエリアなので周辺には景色の美しいカフェやレストランが点在。店内から夕陽を眺める、ドライブをしながら絶景を楽しむのも良いですが、浜辺に出たいのなら駐車場は気になりますよね。
桜井二見ヶ浦の駐車場は海岸の目の前に50台用意されています。なんと駐車代は無料!道沿いに入り口と書かれた黄色い看板が現れるのでそちらから入りましょう。
人気の桜井二見ヶ浦、お休みの日になると駐車場も満車になってしまうことが多くあります。平日であっても、夕暮れ時は満車になってしまうことも。その場合は近隣の有料駐車場を利用しましょう。
- 桜井二見ヶ浦
- 公式サイト