【2022】秋の京都で気品に満ちた花を愛でる〜“菊”おすすめスポット〜

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2022/10/07

菊人形展の伝統を引き継ぐ菊花展

【綾部市】綾部市菊花展

11月3日(木・祝)~11月6日(日)

京都府中部に位置する綾部市。こちらでは、今年で第29回目を迎える綾部市菊花展があやべグンゼスクエア特産館前広場で開催されます。

かつて綾部市では戦後から昭和38年まで「あやべ菊人形展」が開かれ、近畿一円から十数万人の来場者があったといわれています。

その伝統を引き継いで開催されている同展では、綾部市菊花会をはじめ市内外のみなさんが丹精込めて育てた菊の作品や今年話題の人物や出来事をモチーフに制作した菊人形が並びます。

 

これまでにレスリングで活躍した吉田沙保里さんや世界的テニスプレイヤーとなった大坂なおみさんなどの菊人形も展示。今年はいったいどんな菊人形が展示されるか楽しみですね。

また会場では、シルバー人材センターの会員手作りの野菜やアツアツの焼き芋などの販売も予定とのこと。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

■■INFORMATION■■

綾部市菊花展
会期:2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日)
展示時間:9:00~17:00(最終日のみ16:00まで)
会場:あやべグンゼスクエア
住所:京都府綾部市青野町亀無1番地の2
料金:入場無料
アクセス:JR山陰本線綾部駅北口から徒歩約10分、南口からあやバスであやべグンゼスクエア前下車徒歩すぐ、舞鶴若狭自動車道綾部I.C.から車で約5分、京都縦貫自動車道綾部安国寺I.C.から車で約10分、京丹わちI.C.から車で約20分
問い合わせ:0773-42-9030(綾部市シルバー人材センター

綾部市観光ガイド


半世紀以上続く歴史ある菊花展示会

【亀岡市】亀岡市菊花展示会

10月29日(土)~11月4日(金)

10月29日(土)~11月4日(金)にかけて亀岡市のガレリアかめおか1階ロビーギャラリーで開かれる亀岡市菊花展示会。今年で51回目を数える歴史ある菊花展示会で、菊花愛好家のみなさんが丹精込めて育て上げた作品が一堂に会します。

展示会では「9鉢花壇の部」や「3鉢花壇の部」、「福助の部」、「盆栽菊の部」、「単鉢の部」に加え、「初心者の部」も設けられ、美しい菊花が訪れた人を楽しませます。

また展示された菊花は各部門審査が行われ、最終日の11月4日(日)には授賞式が行われます。秋の亀岡観光とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。

■■INFORMATION■■

亀岡市菊花展示会
会期:2022年10月29日(土)~11月4日(金)
時間:9:00~17:00(最終日は12:00まで)
会場:ガレリアかめおか1階ロビーギャラリー
住所:京都府亀岡市余部町宝久保1-1
アクセス:京阪京都交通バスガレリアかめおかから徒歩すぐ、JR亀岡駅から徒歩約20分、京都縦貫自動車道亀岡I.C.から車で約3分
料金:無料
駐車場:あり
問い合わせ:0771-23-2289(亀岡市菊花愛好会事務局<公益財団法人亀岡市都市緑花協会内>)

ノギクと大菊の三本仕立て

【宇治市】宇治市植物公園 菊花展

10月20日(木)~11月13日(日)

宇治市植物公園内の秋エリアには、約30種類のノギクが植栽されています。紅葉や菊の展示を一緒に楽しめるので、秋を感じられること間違いなし。

花の直径が18cm以上の大菊の「三本仕立て」の展示も行われます。

三本仕立てとは、大菊の最も基本的な仕立て方で、三つの花を同時に、同じ大きさにそろえて、花・茎・葉の調和を楽しむもので「盆養」ともいわれています。

ほかにも、「福助」など菊花が展示され、訪れた人の心を癒やしています。

また宇治市植物公園の菊花展では、一般公募による作品の展示で愛好家が技を競う「菊花コンテスト」も行われていますよ。

菊は異なる品種を組み合わせて背丈をそろえたり、花壇を作ったり、地域独特の仕立て方があるなど、知れば知るほど深みにはまる花です。様々な技あり菊を見に行くのも面白そうですね。

■■INFORMATION■■

宇治市植物公園 菊花展
会期:2022年10月20日(木)~11月13日(日)
時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
休業日:月曜(祝日の場合は翌日が休園日となります)
料金:大人600円/小人300円(15歳未満)/幼児無料
アクセス:京都京阪バス植物公園バス停から徒歩すぐ
駐車場:あり(普通車200台)
問い合わせ:0774-39-9387(宇治市植物公園)

公式ホームページ


三重塔をバックに可憐に咲く秋明菊

【木津川市】岩船寺

見ごろ:2021年9月下旬~2021年10月下旬

本堂前には秋明菊が可憐に咲いています。秋明菊の花びらに見えるのは実は“がく”で、多いもので20枚ほどつくそうです。しなやかで可憐な印象とは裏腹に、寒さに強く家でも育てやすい花のひとつだとか。

秋明菊のバックに見える三重塔が、何倍にも増して神秘的に見える景色。三重塔は重要文化財にも指定されています。紫陽花の名所としても有名な岩船寺では、四季を通して様々な花が楽しめます。

■■INFORMATION■■

高雄山  岩船寺
住所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
TEL:0774-76-3390
時間:3月~11月8:30~17:00(受付は16:45まで)/12月~2月9:00~16:00(受付は15:45まで)
休業日:年中無休
料金:大人500円・中高生400円/小学生200円
アクセス:JR 関西本線(大和路線)加茂駅から木津川市コミュニティバス(加茂山の家行き)で約16分、「岩船寺」下車すぐ
駐車場:あり

公式ホームページ

【ミニコラム】向日市で栽培される懸崖菊(けんがいぎく)

懸崖菊image by:清水園芸(向日市)

懸崖菊(けんがいぎく)は、江戸時代末期、断崖に垂れ下がる老松をイメージし作られたのが始まり。向日市では大正時代より栽培されていました。昭和50年頃には懸崖菊の一大産地となった向日市ですが、現在は需要の減少や高齢化などにより生産者は激減しています。

しかし、これまで質の良い懸崖菊を生み出してきた向日市の懸崖菊はいまなお人気で、さまざまなところに出荷されています。一般家庭でも飾れる小型の仕立ものも人気です。

■■INFORMATION■■

清水園芸(向日市の懸崖菊)
住所:京都府向日市森本町上森本15
TEL:090-8797-2366
時間:9:00~18:00

公式ホームページ

  • source:KYOTO SIDE
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