2位は中国、1位は?意外と知らない、いろいろな「世界一」ランキング
すっかり海外旅行から遠ざかっていたこの数年ですが、2022年も下半期になり、最近では国ごとの渡航条件を満たすことで、海外旅行の制限が段々と緩和されてきました。
そこで今回は、阪急交通社が行ったさまざまな「世界一」調査の結果をご紹介します。「高い山」「長い川」「世界遺産の数」の3項目について、日本国内での知名度はどのくらいあるのでしょうか。
次の海外旅行に向けて役立ちそうなトップ3を、それぞれランキング形式でご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
意外と知らない?世界の「高い山」ランキング
第3位 カンチェンジュンガ
3位にランクインしたのは、インドとネパールの国境に位置する「カンチェンジュンガ」。1899年に初の探検が行われ、1905年には登頂への挑戦がスタート。1955年にイギリスが初登頂を果たしました。
名勝はチベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」を意味しており、8,505mの西峰、8,478mの中央峰、8,476mの南峰、7,903mのカンバチェン、そして世界第3位の高さを持つ8,586mの主峰で構成されています。
第2位 K2(ケイツー)
パキスタンと中国の国境に位置する「K2(ケイツー)」が2位にランクイン。19世紀末まで注目されずにいたパキスタン最高峰の山で、厳しい気候や人里離れたロケーションなどにより、エベレストを超えて「世界一登頂が難しい山」としても知られています。
K2を含めた「カラコルム山脈」を測量する際に振られた番号をそのまま名称としており、標高は8,611m。あまりの困難さから数多くの映画や舞台化が行われたため、一度は耳にしたことがあるという人も多い有名な高山です。
第1位 エベレスト
1位を獲得したのは、チベットとネパールの国境に位置し、名実共に世界一といえる有名な高山「エベレスト」。標高は堂々の8,848mで世界一、1953年に初登頂が達成された登山者たちにとって憧れの存在です。
インド測量局長官のエベレスト氏にちなんで命名され、チベット地区で呼ばれる別名「チョモランマ」も広く知られています。
多数の登山家が命を落としながらその道を切り開き、現在では登頂率も増加。とはいえ、1,000万以上の予算が必要といわれるハードルの高さは健在です。
とてつもない規模も?世界の「長い川」ランキング
第3位 長江
3位にランクインしたのは、巨大な中国を東西に縦断して流れる「長江(ちょうこう)」。別名の「揚子江(ようすこう)」も幅広く知られており、その全長は6,380kmという驚きの距離を誇ります。
古来より交通網としても重要視されており、流域に住む人々の総人口は約4万5,000人ともいわれるほど。観光地としても、『三国志』ゆかりの地めぐりや、美しい渓谷の絶景を堪能するクルーズなどが人気を呼んでいます。
第2位 アマゾン川
南米を代表する知名度を持つ「アマゾン川」が2位にランクインしました。その長さは6,516kmに及び、流域面積では圧倒的な1位を誇ります。多数の支流、周囲を囲む「アマゾン熱帯雨林」を含めて知られています。
名称の由来は定かでないとされつつ、ギリシャ神話のアマゾネスから命名されたという説も。あまりにも広大で多くの川に分かれているため、水の色も黒や緑などさまざま。現実とは思えないほどの世界が広がる熱帯雨林の大自然ツアーも大人気です。
第1位 ナイル川
1位を獲得したのは、アフリカ大陸の聖域として君臨する「ナイル川」。世界4大文明のひとつとして、かつて栄華を誇った「エジプト文明」をはじめ、流域の繁栄はナイル川によるものとして、歴史家に「エジプトはナイルの賜物」という言葉もあるほどです。
あまりの広さにより「白ナイル川」「青ナイル川」「ビクトリアナイル」など、多くの支流により気候も変化。国家もウガンダやエチオピアなど10カ国以上に渡って支流があり、命を育む川として畏敬の念を集めています。