ドラマの聖地巡礼も。世界遺産にも認定された韓国の「お城・宮殿」たち

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2022/12/29

長かった自粛期間もようやく終わる兆しが見え、少しずつ海外に出かけられる日々が戻ってきました。海外からの入国者も増え、旅行に出かけられる雰囲気になってきたからこそ、行きたかったあの国へ出かけるチャンス!

気軽に出かけられる海外の筆頭なのが、お隣の国「韓国」。美容にグルメに大人気の旅行先ですが、実はお城や宮殿など歴史的な見るべきスポットもたくさんあるんですよ。

今回は海外旅行復活を祝して、まず出かけたい韓国の世界遺産やドラマの聖地巡礼スポットの「お城・宮殿」たちをご紹介します!

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

昌徳宮

image by:Shutterstock.com

韓国の世界遺産のひとつである「昌徳宮(しょうとくきゅう/チャンドックン)」。ソウル市内の自然豊かな場所にある美しい宮殿は、韓国を訪れたなら必ず足を運びたい場所です。

もともとは離宮として1405年に建築されましたが、正宮である景福宮が焼失したため、この場所で政務が行われていました。離宮であるからか、華美な装飾はされておらずシンプルでとても上品な造りが特徴です。

韓国に王宮は5つ残されていますが、当時の姿を最も残しているのがこの昌徳宮だとされています。ツアーに参加することで、この場所に住んでいた王族たちの秘密の庭の見学も可能。自然に囲まれた美しい庭をぜひのぞいてみてくださいね。

景福宮

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観光の中心となるソウルの真ん中にあるのが「景福宮(けいふくきゅう/キョンボックン)」です。朝鮮王朝が建設した最初の王宮で、昌徳宮の本宮でもあります。もともとの建物は焼失したため、現在のものは復元されたもの。

ソウルを代表する観光スポットであると同時に、たくさんのドラマやミュージックビデオなどに登場する屈指の撮影スポット。『宮廷女官チャングムの誓い』『王と私・大王世宗』『キングダム1』『キングダム2』などのドラマが撮影されたといわれています。

そのため名前は知らなくとも、その姿は目にしたことがある方も多いでしょう。東西南北に大きな門が設けられており、ソウルのシンボルです。


最も有名な「光化門」の前では、一日に何度か守門将交代儀式が行われています。朝鮮時代の儀式を再現したもので、服装なども当時のまま。とても見ごたえがありますよ。

水原華城

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ソウルから南へ約35kmほどの場所にある世界遺産が「水原華城(すいげんかじょう/スウォンファソン)」です。朝鮮王朝後期に造られた城塞と王宮の跡地で、城壁はなんと約5.7kmにも及びます。

大きな城壁に囲まれた王宮は、どことなくヨーロッパの城壁都市を思わせる造り。西洋と東洋の技術を掛け合わせて造られた城塞だとされています。城壁沿いにぐるりと一周するとおおよそ2〜3時間もかかってしまうので、見どころを押さえてめぐりましょう。

城壁の内部にはどこからでも入ることができますが、「八達門(南門)」をスタート地点として反時計回りにめぐるのがおすすめ。

丘の上に造られ見晴らしの良い「練武台」、立派な正門の「長安門」、多数のドラマのロケ地となった「華城行宮」など見どころたくさんですよ。


南漢山城

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こちらもソウルから約25km、日帰り旅行にもぴったりな広州市にあるのが「南漢山城(ナムハンサンソン)」です。こちらは海抜約500mの位置に造られた巨大な城壁で、全長約11km!水原華城のような可憐さはなく、無骨な雰囲気漂う城壁です。

それもそのはず、この城は主に戦いのために使用されたものなのです。敵から身を守り、歴史を繋いできた重要な拠点というわけですね。軍の指揮が取られた楼閣や、将軍と妻のために建てられた祠などが見られますよ。

ソウル城郭

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短い期間でも出かけられるのが韓国の魅力のひとつ。その気になれば1泊2日の小旅行にも出かけられます。そんなときは観光の中心であるソウル市内を堪能したいですよね。ソウル市内にある巨大な城壁が「ソウル城郭」です。

朝鮮時代、ソウルがまだ「ハニャン」と呼ばれていたころに築かれた都市を守るための城郭がしっかりと残されています。

城壁には4つの大きな門が設けられており、そこからソウル市内につながるのが特徴です。都会の中心にのこされた城壁があり、道路に書かれた赤いマークはかつての城郭の場所を記しています。

この場所にかつての首都があったと思うとなんだか不思議な気分になりますね。城郭沿いに歩くと街を一望できる高台にある公園や、煙で危機を知らせた狼煙台なども残されています。

公山城

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朝鮮時代よりさらにさかのぼり、百済時代に建築されたお城が「公山城(コンサンソン)」です。1500年もの間残り続けた古城で、世界遺産にも登録されています。ソウル市からはバスで約2時間ほどの場所にある公州市に位置しており、市内に入るとすぐに城壁が見えてきます。

百済の時代に建築されたもともとの城は土城でしたが、その後、石の城へと作り直されました。広い場内は小高い丘がたくさんあり、見晴らしもよく散策にぴったりです。立派な門や、百済時代の建物跡などもあり歴史を感じることもできますよ。川沿いの城壁を見ながらゆったり散策を楽しみましょう。

徳寿宮

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王宮やお城というと訪れる人のほとんどが観光客というところが多いですが、都会の中にあり、地元の人々のオアシスとなっているのが「徳寿宮(とくじゅきゅう/トクスグン)」です。ソウル市庁の目の前という立地ながら、広い園内は緑で覆われ一休みにもぴったり。ソウル観光の途中で立ち寄りたい場所です。

約1万8,000坪の敷地内には立派な正殿や門、お堂だけでなく、美術館も併設されています。美術館では陶磁器や絵画、書道作品などが見られますよ。


海外旅行再開!韓国の歴史スポットへ出かけよう

今回はすぐに出かけられる海外の代表「韓国」の歴史スポットをご紹介しました。ドラマのロケ地もなっている場所も多く、韓流好きにはたまらないスポットばかりです。

海外旅行再開の足がかりとしてまずはお隣の国へ、グルメ、美容と合わせて歴史スポットめぐりに出かけてみませんか?

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  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

※内容に一部誤りがあったため、初出時より修正を加えております。(2023年7月20日)

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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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