お金を洗って金運・財運アップ!?鎌倉・銭洗弁天でご利益に与る
ついに「奥宮」にて、金銭を洗い清める!
手掘りの岩窟内にある「奥宮」。ここはやはり厳かで、神聖な雰囲気が漂っています。
最後の卵を奉納し、泉のところでいざ、お金を洗います!
「銭洗」というので小銭を水洗いするのかと思いきや、紙幣をざるに入れ水をかける人がここにも、あそこにも。お金をジッパー付きビニル袋に入れて水をかける人も見かけました。
「財布に入っていたお金、全部洗った!」という話し声に押されて、筆者も勇気を出してお札をざるに投入。意を決して、水をかけます!
「清められたお金は有意義に」使おう
洗った後は、紙幣はハンカチなどで丁寧に挟んで水けをとるのが良さそうです。拭うものがないのか、お札をひらひらとさせて乾かすようにして持っていく人も度々、見かけます。
銭洗いの体験は、非常に緊張した一方で、「これで食いっぱぐれることはないのだ、頑張ろう」と、弁天様に守られているような気持ちにもなりました。
ちょうど取材時には、群馬県から来ていた10人ほどの女性グループに出会いました。毎年、泊りがけで「巳の月・巳の日・巳の時間」に参拝できるようにしているそうです。
「お参りするようになってから、お金が回るようになった」と話し、一緒に来ていた友人たちも「金運が良くなった」「楽しく暮らせている」と笑顔でうなずきます。
「かれこれ10年ほどになりますが、雨が降ろうと嵐が来ようと、毎年欠かさず参拝します」とのこと。
ちなみにこの女性から教わった内容によると、なんと筆者が取材したこの時がまさに「巳の月・巳の日・巳の刻」ごろだったようです。
5月の「巳の日」にめがけて行ったわけですが、午前10時ごろに来ていたのが偶然、ベストの時だったのです。
外国人観光客の姿も多く見られます。が、その由縁を知らないためか、お金を洗っている人はいませんでした。
「ブログでこの神社を知った」と日本語で話してくれたフランス人女性は参拝方法を知らないというので、ご利益を含めて伝えたところ、目を輝かせて社務所へざるをもらいに向かっていきました。
最後に、せっかく銭洗弁天に来たのなら「水みくじ」というおみくじも体験しましょう。
本社の後ろ側にある「龍神様の水」におみくじをひたすと文字が浮き上がってくるというもので、紙が乾くと再び文字は消えてしまいます。
歴史と超自然的なロマンを感じさせる、鎌倉の隠れ里「銭洗弁財天宇賀福神社」。世俗的なご利益目当てで訪れたとしても、来てみればその神秘性に、心も洗われるに違いありません。
- 銭洗弁財天宇賀福神社
- 神奈川県鎌倉市佐助2-25-16
- 0467-25-1081
- JR鎌倉駅西口から徒歩約25分/駐車場あり
- 拝観料:志納
- 8:00~16:30
- (公社)鎌倉市観光協会-銭洗弁財天宇賀福神社