東京人、歩くの速すぎ…来日外国人の顔が青ざめたニッポンの当たり前
街を歩けば、多くの外国人旅行者を見かけるようになった昨今。少しずつ、以前のような活気が復活してきた気がしますね。
そんな外国人の皆さんですが、コロナ禍を経て、日本旅行で驚いたことがいくつかあるそう。
今回、2023年に日本旅行をしたさまざまな国の出身者の皆さんに、日本を旅して「感じたこと」や、あらためて気がついた「日本人の一面」についてお話しを伺ってみました。
目次
細かすぎる日本人にビックリ
まず、コロナ禍以前からよく耳にしていたのが、日本の公共交通機関に関する話題。
時間に正確なのは当たり前で、数分遅れるだけで車内でアナウンスが流れる、といった光景を見た外国人の皆さんは驚きを隠せない様子でした。
「東京にしか行ったことがないのですが、電車の時間の正確さと便利さには毎回驚かされます。遅れるのは当たり前だと思っているので、日本人の細かさや正確さにビックリ。時刻表通りに運行していて、遅れることはほとんどありませんでした」(中国出身)
「アメリカ人の彼は、電車が時間通りにくるのはもちろん、2~3分遅れただけで謝罪のアナウンスが流れることに驚いていました」(パートナーがアメリカ出身)
歩くのが速いのには理由があった?
「東京に行ったとき、日本人が歩くのが速いのは、乗り物の時間が正確だからでしょうか?日本人の方々の歩くスピードに比べてわたしたちの速度が遅かったようで、邪魔になってしまったのではないかと申し訳ない気持ちになりました」(アメリカ出身)
オーストラリア人のパートナーとともに一時帰国した日本人の女性は、
「オーストラリアでは電車もタクシーも時間が読めないので、時間を気にしないルーズな人が多いです。でも日本はすべて時間通りにくるので、予定が狂わないよう気を時間を気にして行動しました」
と、オーストラリアとの違いを教えてくれました。
そんなに静かにする必要があるの?
電車やバスを利用する際の「マナー」に関しても驚くことがあったのだそう。
「列車の中で誰も話していないことに驚きました。ドイツでは携帯電話の使用に関するルールはないので、大声で通話したり、乗客同士の会話が迷惑なときも多いのですが、日本は車内が静かなのがとてもいいなと思いました」(ドイツ出身)
「電車やバスで静かに過ごしている人が多かった」(アメリカ出身)
「ドイツ人の彼は、日本の電車やバスが非常に静かできれいなことに驚いていました。日本人のマナーのよさや文化の違いを感じたようです」(パートナーがドイツ出身)
通話や飲食に関する車内マナーは、日本特有の文化。海外は電車内で通話するのも普通なので、日本の静けさに驚くのも無理はありませんね。
小さな間違いくらい、いいじゃん!?
車内の様子からも、日本人が普段からマナーを意識して行動しているように感じますが、実際のところは ”無意識にマナーを守れている” という人が大半ではないでしょうか。
それこそが日本人の国民性。
昔からあいさつや礼儀、マナーなどを重んじる国民性であるため、意識せずともそのような行動がとれるようになっているのです。
「日本人の礼儀正しさや、まわりの人への敬意の念にカルチャーショックを受けました。あいさつや感謝のたびにお辞儀をしたり、小さな間違いでも深々と謝罪する。そういう誠実な姿に衝撃を受けました」(アメリカ出身)