【2024】京都の梅の名所11選〜春の訪れを告げる花〜

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2024/02/16

うっとりするほど美しい雅やかなしだれ梅

【京都市】城南宮/見ごろ:2月下旬~3月上旬

城南宮の梅の花

画像提供:城南宮

平安遷都にあたり皇城の南に守護神として創建された、京都市伏見区の城南宮。「方除(ほうよけ)の大社」として信仰を集め、方除・厄除・家庭円満・会社繁栄の御利益を求めて、多くの人が訪れています。

神苑「楽水苑」は、源氏物語に登場する約80種の草花が植栽されていることから、別名「源氏物語 花の庭」と呼ばれている名所。春の山、平安の庭、室町の庭、桃山の庭といった趣の異なる庭からなり、季節ごとに美しい景色を楽しめます。

春の山には150本のしだれ梅が薄紅色や紅白に染まり、その開花は京都の早春の風物詩として有名。しだれ梅は、咲き始め(探梅)から見ごろ(観梅)、散り際(惜梅)と移りゆく様も雅やかで、思わずうっとりするほどの美しさです。

城南宮の梅の花と椿

画像提供:城南宮

また、城南宮には150種400本の椿が植えられており、12月から3月まで多彩な椿の花を楽しめるのも魅力的です。

2月18日(日)から3月22日(金)までの期間は、恒例のしだれ梅と椿まつりが開かれます。梅の花を冠にさした巫女が梅の枝を手に持ち神楽を舞う「梅が枝神楽」や梅の花守りの特別授与(初穂料1,000円)、参道では植木市の出店や名物・椿餅の限定販売も行われます。

しだれ梅の開花状況は城南宮の公式HPで公開されています。ぜひチェックしてから訪れるのがおすすめです。

◎しだれ梅と椿まつり
期間:令和6年2月18日~3月22日
時間:9:00~16:30(受付 午後16時終了)
拝観料:大人(中学生以上)1,000円/小学生600円
   「障がい者手帳」を提示の方500円(付き添いの方1名まで500円)
    *団体:20名以上の場合、大人900円(中学生以上)/小学生500円

■■INFORMATION■■

城南宮
TEL:075-623-0846
住所:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
拝観時間:9:00~16:30(受付は~16時)
拝観料:境内自由/神苑拝観大人1,000円(2月18日〜3月22まで 季節により変動)
アクセス:京都市営地下鉄・近鉄竹田駅から徒歩15分、市バス停「城南宮東口」から徒歩3分、JR京都駅からタクシーで20分

京都の街並みを借景に楽しむ紅白の梅の花

【京都市】正法寺/見ごろ:2月中旬~3月中旬

正法寺の梅林

画像提供:正法寺

京都市の西部、穏やかな大原野に佇む正法寺(しょうぼうじ)は、奈良・唐招提寺を創建した鑑真和上の高弟・智威大徳(ちいだいとく)が、天平勝宝年間(749~757)に、春日禅房という庵を開きこの地に隠棲したことが始まり。弘仁年間(810~824)には弘法大師・空海がこの地を訪れ、厄除けのため聖観音を彫刻したことでも知られています。

正法寺の梅の花

画像提供:正法寺

正法寺は、応仁の乱で一時焼失しましたが、元和元年(1615)に、慧雲(えうん)・長圓(ちょうえん)の両律師によって再興。「西山のお大師さま」として親しまれています。

また、境内全体で約600tもの巨岩が集められていることから「石の寺」とも呼ばれている同寺。なかでも東山連峰を借景とした山水庭園「宝生苑」には、鳥やペンギン、ウサギなど、動物の形に似た石が16種類配され、「鳥獣の石庭」とも呼ばれています。

正法寺の梅の花

画像提供:正法寺

桜の名所として知られていますが、約100本の梅の木が並ぶ梅林の美しさも忘れてはいけません。京都盆地を望む場所にあることから、京都の街並み、東山の山並みを一望できるロケーション。京都の景色とのコントラストが見事な梅林は、ここならではの絶景です。

■■INFORMATION■■

正法寺
TEL:075-331-0105
住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1102
拝観時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
アクセス:JR向日町駅または阪急東向日駅から阪急バス「南春日町」下車、徒歩10分/阪急桂駅西口から京都市バス「南春日町」下車、徒歩10分

道真公が名残を惜しんだ地に咲く梅の花

【長岡京市】長岡天満宮/見ごろ:2月下旬から3月中旬

長岡天満宮の梅の花

画像提供:長岡天満宮

菅原道真公が生前、在原業平(ありわらのなりひら)らと共にしばしば訪れ、詩歌管弦を楽しんだ長岡京。長岡天満宮は、道真公が太宰府へと左遷された際にこの地に立ち寄り「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しみ、自作の木造を祀ったことが神社の創立といわれています。

約2万㎡もの広大な敷地内には、キリシマツツジなど四季の自然を楽しめますが、春先の主役といえば梅の花。本殿前をはじめ境内の各所、隣接する長岡公園梅林では、紅梅や八重寒紅梅、しだれ梅、鶯宿梅、蝋梅といった約300本の梅の木があり、例年2月下旬から3月中旬にかけて見ごろを迎えます。

3月9日(土)には、祭神・菅原道真公の御神霊を慰める梅花祭が開かれます。梅花を添えた特別な神饌(しんせん)をお供えし、神職も梅花の枝を冠に挿して奉仕します。協賛茶席も設けられるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■■INFORMATION■■

長岡天満宮

TEL:075-951-1025
住所:長岡京市天神2-15-13
拝観料:境内自由
アクセス:阪急京都線長岡天神駅から徒歩約10分/JR長岡京駅西口から徒歩約20分

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【2024】京都の梅の名所11選〜春の訪れを告げる花〜
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