【2024】京都の梅の名所11選〜春の訪れを告げる花〜
梅の新名所!三室戸寺のしだれ梅
【宇治市】三室戸寺/見ごろ:2月中旬〜3月下旬
三室戸寺は奈良時代に光仁天皇の勅願により創建された宇治市の古刹。四季を通して美しい花々に出合えることから、京都屈指の花の名所として知られています。また、境内には源氏物語の「浮船」の石碑があり、ゆかりの地としても注目のスポット。
2022年に開園した梅の新名所「しだれ梅園」では、7,000平方メートルの広々とした敷地に約250本のしだれ梅が咲き誇り、満開時にはピンクや白の梅の花がまるでシャワーのように降り注ぎます。
梅園は高台に位置しているため、散策しながらしだれ梅と宇治市内の眺望を楽しめるのも魅力です。園内には茶屋もあるので、ぜひ立ち寄ってくださいね。
※しだれ梅園まで距離があります。急坂急階段のため車椅子等は禁止です。
◎しだれ梅園
期間:2024年2月17日(土)~3月31日(日)
時間:8:30~15:10
拝観料:大人1,000円/小人500円
※開園期間は開花状況により変更あります。
三室戸寺について詳しくはこちらもご覧ください▼
■■INFORMATION■■
三室戸寺
TEL:0774-21-2067
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
拝観時間:4月1日~10月31日は8:30〜16:30(最終受付15:40)/11月1日~3月31日は8:30~16:00(最終受付15:10)
アクセス:京阪「三室戸」駅から徒歩15分
季節の花についての詳細情報はこちらから要チェック↓
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鎌倉時代から人々に愛されてきた京都府下最大規模の梅林
【城陽市】青谷梅林/見ごろ:2月下旬~3月中旬
京都府南部・城陽市にある青谷梅林(あおだにばいりん)は、南東部の丘陵地に広がる府内最大の梅林で、約20ヘクタールの面積に城州白をはじめ白加賀などの梅が植えられています。梅林の起源は定かではありませんが、鎌倉時代には後醍醐天皇の皇子・宗良(むねよし)親王が和歌で詠んでいたことから、その頃には梅林があったという説もあります。
2月下旬から3月中旬にかけて梅が咲き誇るようすは、大きな白布を広げたように白一色となってどこまでも梅の香りに包まれます。
城陽市で生産されている「城州白(じょうしゅうはく)」は、大粒で果肉が厚く、桃のように芳醇な香りがするといわれています。
2月23日(金)~3月10日(日)の期間は、青谷梅林梅まつりが開催されます。期間中は、売店でおみやげなどの販売もあります(全日10:00~15:00)。美しく咲き誇る梅の花を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
◎青谷梅林梅まつり
開催期間:2月23日(金)~3月10日(日)
時間:10:00~15:00
※期間中土産物売店あり
※許可されている以外の私有地には立ち入らないでください。
■■INFORMATION■■
青谷梅林
問い合わせ:0774-56-4018(城陽市商工観光課)
住所:城陽市中中山
入園料:無料
アクセス:JR山城青谷駅から徒歩20分/近鉄新田辺駅から京都京阪バス「多賀口バス停」下車徒歩25分
まるで隠れ里のような宇治田原の里山にひっそりと咲き誇る梅の花
【宇治田原町】高尾地区の梅林/見ごろ:3月ごろ
宇治茶の産地として知られる宇治田原町。こちらの高尾(こおの)地区は大峰山系の中腹に位置し、「弘法大師の井戸」や「施基皇子(田原天皇)」の伝承に彩られた隠れ里の雰囲気を現代に伝えています。
高尾地区の集落の周辺や山上にはたくさんの梅が植栽。京都市内方面を望む景観と織りなす絶景は、まるで一幅の絵巻物を思わせる美しさです。
標高が高い場所にあるため、他の梅林に比べて開花時期が遅く、ハイキングシーズンが本格化する3月ごろに見ごろを迎えるとのこと。特に、集落から林道を上った場所は梅の木がたくさんあり、満開時には見応えも十分だそうです。
ただし、こちらは私有地のため、梅林内でのお花見はできませんのでご注意ください。
■■INFORMATION■■
高尾地区の梅林
TEL:0774-88-6638(宇治田原町産業観光課)
住所:京都府宇治田原町大字高尾小字向ヒ坂他
アクセス:JR奈良線宇治駅・京阪宇治駅・近鉄新田辺駅から京都京阪バス「維中前(いちゅうまえ)行き」「緑苑坂(りょくえんざか)行き」「工業団地行き」のいずれかに乗車。「下町(しもまち)」バス停から徒歩約45分
- source:KYOTO SIDE
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