まさに神の視点…初夏に見られる奇跡の絶景「雲海スポット」8選

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2024/06/01

海や山へと自然を求めてのお出かけが気持ちのよい季節ですね。自然のエネルギーを目の前にすると、日ごろの疲れやストレスなど瞬時に忘却の彼方へ。それが絶景だとなお、計り知れないリフレッシュ&リチャージ効果を実感します。今回は、絶景の中から天空の絶景。この時期に出会える「雲海スポット」をご紹介したいと思います。

雲の海と書いて雲海。その字が示すとおり、山など高いところから見下ろしたときに層状の雲が広がって海のように見える状態のこと。

雲海が発生するためには、湿度が高く十分な放射冷却があり、できるだけ無風状態であることなどいくつかの気象条件が挙げられ、その条件が運よく重なったときに現れます。

山が多い我が国には、雲海スポットも多数。特に雲海スポットとして知られない場所でも、雲海に遭遇できることだってもちろんあります。

一般的に、季節的には秋ごろが最も雲海発生率が高いと言われていますが、秋に限らず年間を通して雲海は発生しているもの。今回は、初夏のこの時期に見られそうな「雲海スポット」をいくつか紹介したいと思います。

星野リゾート トマム 雲海テラス/北海道

「星野リゾート トマム 雲海テラス」image by:星野リゾート トマム 雲海テラス

数ある雲海スポットの中で一番有名かつ、天空に広がるテラス空間の先駆け的存在といえば、「星野リゾート トマム 雲海テラス」ではないでしょうか。

リゾートのあるエリアからゴンドラに乗って標高1088mの山頂駅に到着すると、そこは雲海ワールド(雲海テラスというよりももう完璧な雲海ワールドです)。

3階建てのテラスはまるで浮いているみたい。image by:星野リゾート トマム 雲海テラス

空中にせり出すように作られた3階建てのテラスと、併設された「雲カフェ」に早朝からテンションが上がります。

雲が乗った「雲カフェ」のメニューはどれも映え!image by:星野リゾート トマム 雲海テラス

コーヒーを飲みながらゆったりと朝陽を浴びる雲海タイムを過ごせるので、このテラスだけで十分満足なんですが、さらに雲海を楽しみ尽くせるようさまざまなスポットが用意されているのがすごいんです!


雲の上を歩いている気分になれる「Cloud Walk」image by:星野リゾート トマム 雲海テラス
雲海を目の前にお酒を嗜む「Cloud Bar」image by:星野リゾート トマム 雲海テラス

まるで雲の上を歩いているような気分を楽しめる「Cloud Walk」や、空中に浮かぶバーカウンター「Cloud Bar」をはじめ、どれも遊び心たっぷりの最高の絶景ポイントが6カ所もそろいます。フォトジェニックカットも撮り放題。天空人になって天空を遊び尽くすなら「雲海テラス」しかありません。

  • 星野リゾート トマム 雲海テラス
  • 北海道勇払郡 占冠村中トマム
  • 0167-58-1111(代表電話)
  • トマム駅
  • 雲海ゴンドラ料金(日帰り):大人 1,900円/小学生 1,200円/ペット 500円
  • 営業期間:夏季のみ ※ホームページをご確認ください。
  • 営業時間:4:30~8:00 ※時期によって異なるためホームページをご確認ください。
  • ホームページ

洞爺湖有珠山「Mt.USU テラス」/北海道

「Mt.USU テラス」image by:有珠山ロープウェイ

洞爺湖にいくつかある展望台の中で最も標高が高いのが「Mt.USU テラス」。湖畔近くに位置する昭和新山駅から有珠山ロープウェイに乗ってたどりつく絶景スポットで、春から初夏には雲海が見られる雲海スポットとしても知られています。

独立したプライベートシートも。image by:有珠山ロープウェイ

2022年にリニューアルしたテラスには90席ものソファが用意され、リゾート感あふれる空間となっているのも魅力。段差を違えてソファが並ぶので、どの席に座ってものんびりと絶景を楽しめるのも最高です。

「Cafe Mt.USU」でお食事しながら。image by:有珠山ロープウェイ

カフェも併設されているので、お気に入りの席でのんびりとコーヒーやアイスクリームなどをいただきながら、山々に囲まれて青く輝く洞爺湖を一望することができます。

雲海が見えるのは早朝のタイミングなので、雲海目当てなら湖畔の洞爺湖温泉に宿をとって訪ねるのがいいかもしれません。

  • 有珠山ロープウェイ/Mt.USU テラス
  • 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5
  • 0142-75-2401
  • 8:00~18:00(季節により変動あり)/Cafe Mt.USU 9:00~16:00
  • ホームページ

津別峠展望施設/北海道

「津別峠展望施設」image by:Shutterstock.com

阿寒摩周国立公演に隣接した「津別峠展望施設」は屈斜路湖の全貌を眺めることができる雲海の名所。雲海が眺められるのは初夏から秋ごろで、津別町上里地区にある「ノンノの森ネイチャーセンター」では、毎年6月上旬から10月下旬まで津別峠から雲海を眺める雲海ツアーを開催しています。

その遭遇率の高さは驚異の70%超え!2020年8月には最大遭遇率72.7%を記録。なんとも期待が高まる雲海スポットです。

ドラマティックなサンライズに感動。image by:Shutterstock.com

屈斜路湖を覆う雲海が朝陽に染まるドラマティックなサンライズは、北海道の自然の雄大さを感じられる洗礼の瞬間です。夏の道東の素晴らしさを体験できる絶景スポットなので、道東観光ではぜひ立ち寄ってみて。

  • 津別峠展望施設
  • 北海道網走郡津別町字上里
  • ​0152−77−3344
  • 開館期間:6月1日~10月31日
  • 開館時間:9:00~19:00
  • 津別町ホームページ
  • ノンノの森ネイチャーセンター
  • 北海道網走郡津別町上里703-4
  • 0152-77-3344
  • 定休日:木曜 ※ただし、メンテナンス等による臨時休業あり
  • 営業時間:10:00〜16:00
  • ホームページ

枝折峠/新潟

「枝折峠(しおりとうげ)」image by:photoAC

数ある雲海スポットの中で群を抜いてドラマティックかつ個性的なのが、新潟県魚沼市にある「枝折峠(しおりとうげ)」。息を呑む迫力の滝雲が見られる場所として知られていますが、アクセスするための道路が冬期クローズとなるため、雲海が見られるのは6月中下旬~11月上旬

オレンジ色に輝く滝雲は大インパクト。image by:photoAC

早朝、日の出前後が最も雲海が見られる確率が高く、条件がそろえば、奥只見・銀山平で発生した霧が雲海となり大パノラマで広がる山々の間をまるで滝のように流れ落ちる情景と出会えます。

天空のエネルギーが凝縮された滝雲は最強のインパクト。自然の力のミラクルに圧倒されます。あまりの迫力に運気まで上昇したような気分になれるので、元気が出る雲海スポットでもあります。

  • 枝折峠
  • 新潟県魚沼市灰の又~銀山平
  • 025-792-7300(魚沼市観光協会)
  • 時期:6月中下旬~11月上旬 ※左記期間以外は、付近道路冬期閉鎖のため行くことができません
  • 時間帯:早朝(日の出前後)
  • にいがた観光ナビ

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