【中秋の名月】京都ならではの月見酒と素敵な酒器で十五夜に酔いしれよう♪

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2024/09/12

2024年の中秋の名月は9月17日(火曜)。今年は、秋の夜空に浮かぶ美しい月を愛でながら「月見酒」を楽しみませんか?今回は、月見酒にぴったり!京都府内で見つけた「月」にちなんだ銘酒と、月見酒を演出してくれる素敵な酒器をご紹介します。
ちなみに、中秋の名月は毎年日付が変わり、必ずしも満月の日とは限りません。今年は翌日の9月18日が満月となります^^
※記事中の情報・金額はすべて2024年8月時点・税込表記です。

古より続く秋の風物詩、月見酒

画像:フォトAC

秋の夜長、澄み渡る空に浮かぶ美しい月を眺めながら、ゆっくりとお酒を楽しむ「月見酒」。実はこの風習、古くは平安時代に中国から伝わった貴族の雅な遊びでした。彼らはお月見の宴を催し、水面に映る月を愛でながら杯を傾けたといいます。やがて月見の文化は武家や庶民にも広がり、収穫の秋に神々への感謝を込めてお酒を捧げる「月祀り」の風習と結びつき、現代に続く「月見酒」の文化が根付きました。今では、月見団子などと共に、秋の夜長を彩る風物詩として、多くの人に親しまれています。

縁側でまったり♪ 猫と月と、心温まる燗酒を

【福知山市】東和酒造

六歓 つきねこ(720ml 1650円)※箱代別

【福知山市】東和酒造 日本酒 つきねこ

画像提供:東和酒造

創業1717(享保2)年、福知山市で唯一の歴史を誇る酒蔵「東和酒造」。300年以上の伝統を守りながらも、2011年には蔵元の長女を中心に自家醸造を復活。その情熱は現在も「六歓」と「福知三萬二千石」という二つの純米酒銘柄に受け継がれています。
テーマや杜氏の着想をきっかけに酒質設計される純米酒シリーズ「六歓」の一つ、「つきねこ」は、杜氏の知り合いの陶芸家の飼い猫とその名前から生まれたお酒です。「涼しい縁側で月と猫を見ながら体を温めるお酒を」という、なんとも心温まる想いが込められています。
蔵人の手作業で丁寧に醸されるお酒は、総米500kg以下の少量仕込み。酒米は地元福知山産の山田錦を70%精米し、お燗にしたときに香りが華やぎ、旨味もしっかり味わえるよう、麹も力強く造られています。さらに、2季熟成させることで、奥深い味わいに。
キレの良い辛口に仕上げられた「六歓 つきねこ」は冷やしても、燗でも楽しめる日本酒。冷だとあっさり、燗にするとバナナのような芳醇な香りが広がります。

■■INFORMATION■■

東和酒造
0773-35-0008
京都府福知山市上野115
9:00~16:00
日曜・祝日定休
オンラインショップから購入可能です



京都伏見の老舗が醸す、月夜に寄り添う上品な味わい

【京都市】山本本家

神聖 純米酒 かぐや姫 (500ml 812円《写真》、1800ml 2334円)

京都 伏見 日本酒 かぐや姫

1677(延宝5)年創業。京都伏見の地で300年以上にわたり酒造りを続けてきた老舗の蔵元で、京料理との相性を追求した日本酒造りを続けています。創業当時から使い続ける伏見の名水「白菊水」を仕込み水に、数々の銘酒を生み出してきました。
そんな山本本家が手掛ける「神聖 純米 かぐや姫」は、その名の通り、かぐや姫のように上品で優雅な日本酒で、竹取物語のかぐや姫を連想させる美しいラベルデザインが目を引きます。軽快でなめらかな口当たりと、甘く香る純米香が特徴で、日本酒初心者や女性にもおすすめです。
その味わいは海外でも高く評価され、数々の賞を受賞!冷やはもちろん、ぬる燗にすればさらに香りが引き立ち、まろやかな味わいが楽しめます。

■■INFORMATION■■

山本本家 神聖 蔵元直売店
075-622-3110
京都府京都市伏見区上油掛町186
11:00~18:00
月曜定休(祝日営業)
オンラインショップから購入可能です

お月見時間に、ほっと一息。心和むガラスの酒器

【宇治市】色工房

宇治 ガラス工房 色工房 荒木桜子

清水焼の窯元が集まる「陶芸の里」、京都・宇治の炭山にガラス職人の荒木桜子さんが営む色工房があります。
陶芸家の父をもち、工芸に親しみながら自然豊かなこの地で生まれ育った荒木さんは、幼い頃から、ガラスの放つ宝石のような煌めきに心を奪われ、その輝きに導かれるかのようにガラス職人の道を歩み始めました。
「使う人の生活に馴染み、無意識にふと手に取りたくなる器づくり」これが荒木さんのものづくりの信条。吹きガラスの手法でグラスやお皿、花瓶や小物などの日用品を一つ一つ丁寧に作り上げていきます。
吹きガラスならではの繊細な揺らぎと風合い、手に取った時の心地よさ、そして口にした時の感触は、使うたびに心を和ませ、穏やかな時間を運んでくれます。

月見酒が楽しくなるアイテムを編集部スタッフがセレクト!人気定番のなみなみ模様が特徴のモールグラスシリーズは、お猪口(3300円)、一合片口(3740円)、ゴブレット(3850円)の3種類が揃います。照明が当たると、柔らかな光のゆらぎが生まれ、お酒を一層魅力的に演出。程よい厚みで口当たりは◎ その他、愛嬌たっぷりのゴブレット(写真右から3つ、各4400円)も。作品はすべて京都市内の取扱店「hisoca」で購入できるほか、写真左から3点はWebショップ「gallery365」でも購入できます。

■■INFORMATION■■

色工房
京都府宇治市炭山久田60

月見酒を彩る、遊び心あふれる酒器たち

【京都市】酒器 今宵堂

京都市 今宵堂 酒器

画像提供:酒器 今宵堂

京都・鴨川のすぐそばにたたずむ「酒器 今宵堂」は日本酒好きの上原さんご夫婦が営む、陶芸工房併設の酒器専門店。骨董や茶道具にヒントを得たユニークな酒器が並びます。
定番の徳利や盃はもちろん、うさぎをモチーフにした徳利など、遊び心あふれる作品も多数。夫婦二人三脚で、まちのお団子屋さんのような親しみやすいお店を目指し、日々新しい作品を生み出しています。
ご店主がおすすめをセレクト!写真左から時計回りに「燗徳利」と「白瓷平盃」、「ラビッ徳利」、「卯さかづき」。それぞれ商品をご紹介。
わずかに腰を絞って艶やかな趣の「燗徳利」(3500円)はジャスト一合(180ml)サイズ。「白瓷平盃」(1800円)は、薄い飲み口を指でつまむと、自然と肘が上がって背筋がピンと伸び、なんとお酒を嗜む姿勢までも美しくしてくれます!
静かに月が輝く夜、うさぎがぴょこんと耳を立てて、“とくりとくり”とお酒を注ぐ音を聴いているようにも見える「ラビッ徳利」(3000円)。燗で満たされた望月の中で、うさぎがゆっくり酔いに浸かる姿が愛らしい「卯さかづき」(1800円)。
なお、いずれの商品も基本的に受注生産となります。詳しい注文方法はこちらからチェック!

■■INFORMATION■■

酒器 今宵堂
075-493-7651
京都府京都市北区小山上内河原町52-5
12:00〜18:00
不定休
※営業日はHPをご参照ください

  • source:KYOTO SIDE
  • image by:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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