とりあえずウチ来る?カナダの若者たちの最近の「恋愛事情」に衝撃

恋愛の仕方にはさまざまとありますが、最近の若者たちはどのような恋愛をしているのでしょうか?今までであれば、学校や職場など、直接的なコミュニケーションができる環境から恋愛へと発展するのが当たり前でしたが、最近では恋愛の常識が違うようです。

メルマガ『出たっきり邦人【北米・オセアニア編】』では、カナダ現地のカルチャーを踏まえながら、近ごろ起きている「恋愛事情の変化」についてお話しています。日本とはどのような違いがあるのかも注目です。

出会い系アプリが主流?Z世代の「恋愛事情」の変化

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こんばんは。バンクーバーよりお届けします。さて今回は、「恋愛事情」に関して。

仕事柄、クライアントさんと話をする機会が多いのですが、最近よく話になるのが、近年の若者の恋愛事情。私のクライアントさんは、結構中高年の人が多く、10代後半~30代前半の子供がいる人が多いです。そこでよく話題になるのが、恋愛事情の変化について。

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ジェネレーションZ以降の新しい世代は、私の周りでもスマホですべてをこなすことに長けています。そして、若くなればなるほど、実際に人と会ったり電話をしたりということが減少して、全てがバーチャルな世界でのコミュニケーションというのも少なくありません。

特に私が過去に住んだ北米の街では、ニューヨーク以外公共交通機関があまり便利ではなく、どうしても車社会になっています。免許のない子どもたちに至っては、どうしても親の送り迎えが必要になる場合が多いのです。

だからこそ、友達同士で過ごす時間は減っていき、個人主義に磨きがかかり、いつでも電源を切ったりできる状況の中で、友情もそこまで硬く育まれない様子が感じ取れます。

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だからなのか、こちらでは出会い系アプリを使っての出会いがかなりの高い割合を占めているようです。私たちの時代にも「match.com」などはありましたが、それでもインターネットを介して出会うだけで、そこから恋への発展は、いわゆる“トラディショナル”な進み方が多かったように思います。

かれこれ25年前になるかな?自分自身、インターネットを介しての出会いを試してみたことがありました。数人に会いましたが、結局過半数は体目当て。


今となっては、いろいろと自分の条件を設定できるようになっているようですが、多いのは「長い付き合いを考慮に入れての相手探し。でも、場合による」という感じの設定にしている人が、私や、私のクライアントさんの周りでは多いです。

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ここからが私のようなガラパゴス時代の人間にとってわからないのですが、「とりあえず嫌でなければ寝てみる」というのが男女問わずに多いこと。こちらでは「フックアップ(hook up)」で片付けられるのだけれど、それが日常であるという現実。

昔はそういう人たちのことを「遊び人」で括られてた気がしますが、今住んでいる場所では、それが普通であるというのが最近の恋愛模様のようです。

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仕事仲間の若者が30代前半なのですが、ルックスがよく運動神経も万能。そんな彼の場合、ほぼ百発百中で、初めて出会った人をお持ち帰り、もしくは相手の家で過ごして帰ってくるようです。

今のアプリは、場所が変わればその地域での出会いも探してくれるので、出張でヨーロッパに行った時も同じで、帰る日の出発ギリギリまで知らない土地で知らない人間の家で過ごして帰ってきます。

そしてどうも相手の人も、ほぼ半数以上は「そういうものだ」という感覚。たま~にストーカーまがいだったり、すごい勢いで怒る人もいるようですが、でも、100人もの人と出かけたら、そういう人は片手に収まる程度だそうです。

私は、彼が「男」だからそうなんだって思っていましたが、どうやらクライアントさんの話を集めてみるとそうでもないらしいです。

同じような行動をとる女性陣も多いようで、古い私の世代からすると、「ミートマーケット」というか「野獣的」というか…。昔のように、気になる男性がいたら徐々に距離を縮めて…というようなやり方はどうやらあんまりないのだそうです。

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