雨の日こそ美しい。梅雨に咲き誇る全国「あじさい絶景スポット」10選
5位 久安寺/大阪府
見ごろ:6月中旬~下旬

大阪府の「久安寺」では、「スミダノハナビ」や「おたふくあじさい」など、珍しい品種のあじさいと出会うことができます。参道に並ぶ色とりどりのあじさいも美しいですが、最大の見どころは「具足池」の“池に浮かぶあじさい”。
15年以上前から始められたこの取り組みは、まさにフォトジェニックな美しさ。水面に浮かぶあじさいが作り出す幻想的な光景は、SNSでも話題を呼んでいます。
さらに、開花時期に合わせて期間限定で授与される、あじさいをモチーフにした「切り絵御朱印」も見逃せません。旅の記念品として、特別な思い出を持ち帰ることができます。
- 久安寺
- 大阪府池田市伏尾町697
- 072-752-1857
- 池田
- 拝観料:300円
- 拝観時間:9:00〜16:00
- 公式サイト
4位 鎌倉 長谷寺/神奈川県
見ごろ:5月下旬〜6月下旬

奈良時代の開創と伝えられる古寺「鎌倉 長谷寺」。一年を通じて境内がさまざまな花で彩られることから“鎌倉の西方極楽浄土”とも呼ばれる花の名所です。
6月には40種類以上、約2,500株のあじさいが境内各所を紫やピンクで色鮮やかに装います。古い木造建築とあじさいの取り合わせは、まさに古都鎌倉ならではの風情。歴史の重みを感じさせる境内で、現代に息づく美しさを感じることができます。
梅雨の鎌倉散策では、長谷寺を起点に周辺の古刹を巡るのもおすすめ。雨に濡れた石畳と色とりどりのあじさいが織りなす光景は、心に深く刻まれる特別な思い出となるでしょう。
- 鎌倉 長谷寺
- 神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
- 0467-22-6300
- 鎌倉
- 拝観料:大人400円/小学生200円
- 日程
- 通常期間 8:00〜16:30(閉山17:00)/延長期間(4月~6月)8:00〜17:00(閉山17:30)
- 公式サイト
3位 雲昌寺/秋田県
見ごろ:6月中旬〜7月中旬

秋田県男鹿市にある「雲昌寺」は、“あじさい寺”として国内外から多くの観光客が訪れる名所です。例年6月中旬〜7月中旬にかけて、約2,000株の青いあじさいが境内を埋め尽くし、まるで青い絨毯のような絶景を作り出します。
この寺院の特徴は、青を基調としたあじさいにこだわっていること。統一された色彩が生み出す美しさは、まさに神秘的。雨に濡れた青いあじさいが、古い寺院建築と調和する様子は、日本の美意識を体現した光景といえるでしょう。
さらに楽しみなのが、境内の7カ所に隠されたハート形の石探し。すべて見つけるといいことがあるかもしれないという言い伝えがあり、あじさい鑑賞と合わせて特別な体験ができます。
- 雲昌寺
- 秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
- 0185-24-2100(9:00~17:00)
- 秋田
- 日中 600円~1,200円/夜間(ライトアップ特別観覧) 1,000円〜1,400円 ※期間によって変動あり/中学生以下無料
- あじさい期間:6月14日(土)~7月21日(月・祝)
- 日中 9:00~17:00(最終入場16:30)/夜間ライトアップ特別観覧 18:45~21:30(最終入場21:00)
- 公式サイト
2位 みちのくあじさい園/岩手県
見ごろ:6月下旬~7月下旬

日本アジサイ協会が「日本一」と認定する岩手県の「みちのくあじさい園」。その規模は圧倒的で、広さ15万平方メートルという広大な杉山の中に、約400種5万株もの多種多様なあじさいが咲き誇ります。
園内には3つの散策コースが設けられており、それぞれ異なる表情のあじさいと出会えるのが魅力。白やピンク、濃い紫など、様々な品種が織りなす色彩の饗宴は、歩くたびに新しい発見をもたらしてくれます。
中でも必見なのが、見ごろを過ぎたあじさいを池に浮かべる「あじさいの池」。水面に浮かぶ色とりどりの花々が作り出す光景は、まさにSNS映えする美しさ。自然の中で生まれる偶然の芸術は、訪れる人の心を深く癒してくれることでしょう。
- みちのくあじさい園
- 岩手県一関市舞川原沢111
- 0191-28-2349
- 一関
- 2025年6月25日~7月3日 大人1,000円(高校生以上)/2025年7月4日~7月21日 大人1500円(高校生以上)/小中学生500円/未就学児無料
- 定休日:なし
- 8:00~17:00(入場は16:00まで)
- 岩手県公式観光サイト
1位 箱根登山電車「あじさい電車」/神奈川県
見ごろ:6月中旬〜7月中旬

小田原駅から強羅駅までを結ぶ本格的な山岳鉄道として親しまれる箱根登山電車。見ごろの時期には「あじさい電車」の愛称で呼ばれ、多くの観光客を魅了し続けています。
この電車の最大の魅力は、沿線に咲く職員手作りのあじさいを車窓から堪能できること。昼間は緑豊かな山々を背景に色鮮やかなあじさいが映え、夕暮れ時には夕日に照らされた花々が温かな光に包まれます。
さらに特別なのが、見ごろに合わせて運行される全席指定制の「夜のあじさい号」。ライトアップされたあじさいが暗闇に浮かび上がる幻想的な光景は、まさに“動く絶景劇場”。途中下車して写真撮影を楽しむこともでき、記憶に残る特別な体験となるでしょう。
約1時間の鉄道旅は、梅雨の憂鬱さを忘れさせてくれる、心躍る時間を約束してくれます。
- あじさい電車
- 0465‐32‐6823(平日9:00~17:00)
- 箱根湯本
- 片道 大人500円/小児250円
- 運行期間:6月14日(土)~6月30日(月)ライトアップ 2025年6月13日(金)~6月30日(月)
- ライトアップ時間:18:30~22:00
- 箱根ナビ公式サイト

南国の開放的な空気の中で楽しむあじさい鑑賞は、梅雨の憂鬱さを一気に吹き飛ばしてくれる、特別な体験となるでしょう。
全国各地に点在するあじさいの名所は、それぞれが異なる魅力を持っています。電車の車窓から楽しむ動的な美しさ、青一色に統一された神秘的な光景、池に浮かぶフォトジェニックな演出まで、多彩な表情を見せてくれるのがあじさいの魅力です。
特に梅雨の時期は、雨に濡れたあじさいがより一層その色合いを深め、しっとりとした美しさを増します。ジメジメとした憂鬱な気分を晴らしてくれる、まさに梅雨の贈り物といえるでしょう。
6月から7月にかけてのこの時期だからこそ出会える風景を求めて、ぜひ全国のあじさいスポットを訪れてみてください。雨音と花の美しさに包まれる特別な時間が、きっと心に深い癒しをもたらしてくれることでしょう。
そして、これらの美しい光景を次の世代にも残していくために、マナーを守りながら感謝の気持ちを持って鑑賞することが、私たち一人ひとりにできる大切な取り組みなのかもしれません。
- source:じゃらん 雨でも気分が上がるあじさい絶景ランキング(via. PR TIMES)
- image by:じゃらん 雨でも気分が上がるあじさい絶景ランキング(via.PR TIMES)
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- 初出時に秋田県雲昌寺のスポット情報を誤って記述しておりました。訂正してお詫び申し上げます。ご指摘ありがとうございました。(2025/06/18)