その土地でしか味わえない秋がある。食欲の秋に行きたい「穴場グルメ旅」ランキング
第5位 牧之原市/静岡県

お茶の一大産地として知られる牧之原台地(まきのはらだいち)。じつは晩秋から冬にかけて、この台地にはみかん畑が広がります。台地ならではの水はけのよさと長い日照時間が、甘くて品質の高いみかんを育てるのです。
主に育てられているのは、静岡生まれの「青島温州(あおしまうんしゅう)みかん」。お茶とみかんという静岡を代表する二つの味覚を、一度の旅で楽しめるのが牧之原市の魅力。ほかの果物が終盤を迎えるころにこれから旬を迎えるので、秋の終わりから冬の旅先として予定に入れておきたい自治体です。
第4位 氷川町/熊本県

熊本県中部の氷川町(ひかわちょう)は、九州でも有数の梨の里です。町を代表するブランド梨「吉野梨」は100年以上の歴史をもち、天皇陛下に献上されたこともある特産品です。
例年8月末~10月上旬にかけて、直売所には豊水・新高(にいたか)・あきづきなどが並びます。熊本地震からの復興を経て、地域の産業として改めて注目を集めており、応援購入を兼ねて食旅先に選ぶ旅行者も増えています。食べることが地域を支えることにもつながる、心まで満たされる旅先です。
第3位 市川市/千葉県

江戸時代から200年以上続く梨の産地、市川市。果樹栽培に向いた水はけのよい関東ローム層が、甘みと香りに優れた梨を育てます。地域ブランド「市川の梨」は人気が高く、直売所の販売日には行列ができることもあります。
9月中旬には晩生種(おくてしゅ)の「新高」が出回り、農園によっては10月上旬まで梨狩りを楽しめます。都心から電車でも行きやすい距離なので、初めての食旅にぴったりの入門地です。市の観光振興課は、江戸時代から受け継がれてきた梨づくりの歴史と生産者の努力が評価されたことを喜び、「市川の梨」の魅力をより多くの人に知ってほしいと話しています。
第2位 榛東村/群馬県

群馬県のほぼ中央に位置する榛東村(しんとうむら)は、山の斜面を活かしたぶどう栽培が盛んな農業の村です。昼夜の寒暖差と火山灰質の土壌が、糖度の高いぶどうを生み出します。
ぶどう狩りのシーズンは8月上旬〜10月下旬。巨峰・シャインマスカット・ピオーネなどの品種を、自分の手で摘み取って味わえます。最近では、YouTubeの農家訪問動画をきっかけに「ぶどう狩り行きたい」という投稿がSNSで急増しました。
高速道路からのアクセスもよく、関東から日帰りできる手軽さも人気の理由です。10月下旬までがシーズンなので、行くなら今が今年最後のチャンスなのでお早めに。
第1位 多古町/千葉県

第1位に輝いたのは、千葉県北東部の多古町(たこまち)です。日本最高水準の米どころとして知られる「多古米」の産地で、新米の季節にこそ訪れたい町です。
多古米のおいしさの秘密は、土の中にあります。町を流れる栗山川(くりやまがわ)の流域は、はるか昔は海でした。そのため地層には魚介類が積もった層があり、アミノ酸やミネラルを豊富に含んだ土壌が生まれました。この土で育つコシヒカリは、粘りと甘みが際立つのが特徴です。数千年の大地の記憶が、一杯のご飯の味をつくっている。そう考えると、炊きたての新米がいっそう特別なものに感じられます。
毎年8月下旬から新米の直売が始まり、農家直送の新米を求めて関東各地から人が訪れます。ふるさと納税でも人気が高く、「一度食べたら忘れられない米」として口コミで評判が広がっています。食卓では当たり前の「ご飯」の奥深さに、産地で改めて気づかされる。それが、多古町が第1位に選ばれた理由です。
11位〜30位にランクインした自治体
- 第11位:酒田市(山形県)
- 第12位:周南市(山口県)
- 第13位:蔵王町(宮城県)
- 第14位:須坂市(長野県)
- 第15位:仙北市(秋田県)
- 第16位:朝倉市(福岡県)
- 第17位:恵那市(岐阜県)
- 第18位:笛吹市(山梨県)
- 第19位:総社市(岡山県)
- 第20位:大山町(鳥取県)
- 第21位:奥出雲町(島根県)
- 第22位:五條市(奈良県)
- 第23位:鹿屋市(鹿児島県)
- 第24位:加賀市(石川県)
- 第25位:安曇野市(長野県)
- 第26位:丹波市(兵庫県)
- 第27位:弘前市(青森県)
- 第28位:内子町(愛媛県)
- 第29位:吉野町(奈良県)
- 第30位:四万十市(高知県)
今回のランキングからわかるのは、本当においしい秋の味覚には、それを育てた「土地の物語」があるということです。かつて海だった大地が育む多古米、斜面で甘みを蓄える榛東村のぶどう、日本一の産地が誇る笠間の栗。どの味も、産地の景色や人とあわせて味わってこそ、記憶に残るごちそうになります。
秋の味覚は、品目ごとに旬の時期が少しずつずれていきます。ぶどう狩りは10月下旬まで、栗は11月ごろまで、牧之原のみかんはこれから本番を迎えます。旬を逃した味覚も、来年の楽しみとして旅の計画に書き込んでおきましょう。週末や連休を使って、まずは気になる自治体をひとつ選び、「味覚の旅」に出かけてみては?
- source:「海外旅行・国内旅行ツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査/食欲の秋に行きたい“秋の味覚グルメ旅”自治体ランキング ベスト30(via PR TIMES)
- image by: 南アルプス市 観光推進課/「海外旅行・国内旅行ツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES)
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